今月17日、俳優の伊勢谷友介(41)がRPAテクノロジーズ社のCMキャラクターへの就任記者発表会に登壇した。
「RPA(Robotic Process Automation)」とは、ロボットによる業務自動化の取り組みを表す言葉で、AIの技術などを用いてオフィスワークでの単純作業や事務処理を代行させるシステムのこと。労働者人口が未来に向かって減少傾向にある現在、注目を浴びている技術で、伊勢谷がCMに出演することになったRPAテクノロジーズ株式会社は、その中でも国内シェア・ナンバーワンを誇るリーディングカンパニーだ。
自身も会社の経営者である伊勢谷は、CM撮影で意識した点は、との質問に「ボクの役どころは会社の動きにストップをかけてしまうような、ありがたくないタイプの上司の役どころだったんですが、“自分もまさか会社でこういうふうに思われていないといいな…”と思いながら頑張りました」と回答。俳優と経営者という二足のわらじをはきながら奮闘しているその素顔を覗かせた。
完成したCMについて伊勢谷は「(撮影現場では)ロボットの部分がヘルメットをかぶった女優さんだったので、思わず“これ大丈夫ですか?”ってツッコんでしまって」と撮影時を振り返りつつ、「RPAを知らない僕たちに、それが何たるものかということがイメージしやすいCMになっていますね」とその出来栄えを満足げに語った。
2009年に伊勢谷が設立したリバースプロジェクト社は「人類が地球に生き残るため」というスローガンのもと社会活動なども行っており、伊勢谷は「多くの人が未来のために一生懸命働いているなか、処理作業に追われる割合が少しでも減っていけば、社会がより効率的になれるのでは」と持論を展開。経済政策として研究されているベーシックインカム制度などにも触れながら熱く語った。
公開中のRPAテクノロジーズ社のウェブCMは2ヴァージョン。伊勢谷の新たな魅力が詰まっており、ファンならずとも注目したい。