立川志らくが「話もしてくれない」、林家正蔵に“よそよそしい”理由の画像
立川志らくが「話もしてくれない」、林家正蔵に“よそよそしい”理由の画像

 5月20日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に落語家の9代目林家正蔵(55)と立川志らく(54)、柳家花緑(46)が出演し、落語界での独特な人間関係について語った。

 柳家が正蔵と志らくに二人の関係について聞くと、正蔵は「話もしてくれない……ことが多い」と志らくのよそよそしさを訴えた。すると志らくは「だって年代は同世代だけども、キャリアは(正蔵が)ずっと上だから。本来は“正蔵さん”とか、“正蔵アニさん”ではいけない。“正蔵師匠”なんですよ」と林家が自分より格上であることを熱弁。正蔵が「でも、そう呼んでくんないじゃん」と不満気な声を出すと、志らくも花緑も爆笑。正蔵は「呼び捨てか、“さん”でしょ〜。呼び捨て多いよね!」と訴えた。

 志らくは「違う。それは落語の中で、枕で正蔵師匠を使うとウケるんですよ」と弁明。正蔵がそれを受けて「あれを勘違いなさってる方が多くて。ものすごく志らくさんが(自分を)嫌ってるんじゃないかっていうように誤解されてる方が多いね」と志らくに同意を求めた。

 すると志らくもNHKの生放送で、童謡の『ぞうさん』の節で「正蔵さん、正蔵さん、落語がヘタなのよ〜」と替え歌を歌ったと自己申告し、三人は爆笑。正蔵は、「落語家が高座でもって、枕とかギャグで言うぶんには、それはネタなんだから悪口じゃないんですよ。逆に名前出していただいてウケなかったら、申し訳ないって思っちゃう」と、自身がイジられることについての本音を明かした。

 しかし志らくは「近頃はね、正蔵師匠のウケが少なくなってきちゃったんですよ」と二人に報告。林家正蔵は古典落語をしっかりやっているからチャカすのは失礼だという意見もあるということで、「最近は、弟(二代目林家三平)を使うようになってきちゃった」と、志らくは笑いながら暴露。三人は爆笑し、正蔵は「(弟を)よろしくお願いします!」と志らくに頭を下げていた。

「二人の仲が悪いというのは落語ファンの間では有名な“ネタ”ですが、あまり知らない人は、立川志らくの冗談を真に受けてしまうのかもしれません。ただ、同世代で落語界のサラブレッドである林家正蔵に対し、叩き上げの志らく師匠がライバル心を抱いているのも確か。適度な緊張感のある関係といえるでしょう」(芸能誌記者)

 切磋琢磨しながら芸を磨き合う、二人のライバル関係がうかがえるエピソードだった。

あわせて読む:
・『笑点』の意外な事実「林家木久扇はラーメンを作れない」!?
・『笑点』の座布団10枚、「歴代最高の豪華ごほうび」って?
・泰葉「バラエティは終わってる、『笑点』を救うのは鶴瓶師匠しかいない」