市川海老蔵
市川海老蔵

 5月23日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)に、歌舞伎役者の市川九團次(46)が出演し、師匠である市川海老蔵(40)との知られざる絆を明かす場面があった。

 この日は、2014年に他の一門から海老蔵一門に入門した九團次がゲストとして登場し、海老蔵との関係などについて語った。九團次によると、海老蔵の無茶ぶりはすさまじく、盛岡公演へ行った際には、海老蔵から大食い大会を提案されたという。そして、九團次がわんこそば180杯、冷麺11杯、カレー7杯を完食して優勝。その賞金として海老蔵から25万円を手渡されたそうだが、札束を確認すると、なんとインドネシアの紙幣で25万ルピア(日本円で約2000円)だったのだとか。

 また、旅番組で共演した海老蔵から「面白いことしてよ」と一発芸を無茶ぶりされても嫌な顔ひとつせず、笑顔で応じる九團次の姿がVTRで紹介され、番組MCの梅沢富美男(67)らを驚かせた。九團次が海老蔵の無茶ぶりを断らないのは、二人の間に深い絆があるからだという。

 それについて尋ねられた九團次は、諸事情で歌舞伎をやめようと思っていたとき、海老蔵から一本の電話があり「ここまでやってきたんだから、あなたは歌舞伎をやるべきじゃないか。もしその気があれば、僕はいつでも待ってるから。また連絡ください」と言われたことを告白。歌舞伎界では他の一門に移ることやそれを受け入れることは、そもそもご法度。海老蔵にとっても大きなリスクを伴ったが、いざ移籍が決まると、海老蔵は九團次の前師匠のもとへあいさつへ行き、移籍の承諾を得てくれたそうだ。

 そんな海老蔵に対し、九團次は「もう40歳になってましたから潰しもきかないし、非常に悩んでるときだったので、本当によく声をかけてくれたなと思います。頭が上がらないです」「命の恩人ですよね」と感謝。その話を聞いた梅沢が「立派な師匠だね!」と海老蔵を称賛すると、他の共演者たちも大きくうなずいていた。

「九團次は坂東竹三郎の芸養子でしたが、師匠に無断で現代劇に出演したため、一門を追われてしまいました。そんな中、海老蔵から声をかけてもらわなければ、歌舞伎役者の道は絶たれていただけに、海老蔵には感謝してもしきれないでしょうね」(芸能誌記者)――笑顔で応じるのも納得!

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