5月26日放送の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で、これまで“日本一客が来ない動物園”として何度も紹介されてきた「東筑波ユートピア」を特集。ゴールデンウィークのすさまじい盛況ぶりが放送され、視聴者を驚かせたようだ。
東筑波ユートピアは、茨城県石岡市にある廃園寸前の動物園。これまで同番組は、客が来ない動物園として取り上げ、動物園を再生するためのリフォーム計画などを提案。しかし、リフォームには2000万円の費用がかかることから、この計画は中止になっていた。
結局、何の集客対策もできないまま、動物園のかき入れ時となるゴールデンウィークが到来。しかし、番組で何度も特集されたためか、開園前から大勢のお客さんが行列を作る事態に。新人飼育員の井出くんと冨田さんは、これまでに経験したことのない来場者の数にとまどいながら、動物の世話とお客さんの対応に大忙し。井出くんは、駐車場に入りきらない車の対応にまでかり出され、テキパキと交通整理を行っていた。
最終的にゴールデンウィークの来場者数は、4月28日から5月6日までの9日間で、合計8024人を記録。5月4日と5日には、1日だけで2000人を超える驚異的な来場者数をマークした。
そんな盛況ぶりについて、動物園の園長は「すべて志村テレビ(志村動物園)のおかげでしょう」と語っていたが、あまりの人気に視聴者もびっくり。放送後、ネットには「テレビの宣伝効果、抜群すぎる」「リニューアル中止でもこの人気はすごい」「大盛況の模様見て、泣きながらご飯食べてた」「テレビの力ってすごい……」と、テレビの影響力の大きさに驚嘆するコメントが相次いでいた。
「番組内で、飼育員がお客さんから記念撮影を求められるシーンがありましたが、新人飼育員の井出くんの人気が急上昇中のようです。5月19日の放送で初登場した井出くんは、動物の専門学校に通う臨時アルバイトで、東京から毎朝3時間かけて茨城県の動物園まで出勤。その勤勉さやフットワークの軽さ、園内アナウンスのうまさなどが話題を呼び、ネットで人気者になっています」(テレビ誌ライター)――今後も注目。