玉木宏
玉木宏

 ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)で不倫夫を演じる玉木宏(38)の、トボけた演技がかわいいと話題だ。

 このドラマは、玉木演じる、しがないサラリーマンの佐藤秀明が取引先の奥さんである茄子田綾子(木村多江/47)と肉体関係を持ってしてしまったことで、家庭崩壊のピンチを招くという物語。5月25日放送の第7話で秀明は、妻の真弓(中谷美紀/42)から、ついに離婚を切りだされてしまう。

 前回第6話で、茄子田夫妻に家に上がられてしまったことで、娘の麗奈(桜田ひより/15)にまで不倫がバレ、佐藤家の家族関係はすっかり冷え切っていた。だが、離婚に前向きな真弓に対し、秀明はなかなか踏ん切りがつけられず、どうにか離婚を回避できないかと粘っていた。

 真弓と麗奈の夕食中に帰宅した秀明が「ただいま」と笑顔を見せても、麗奈は返事をしない。秀明が「たまたま通りかかって買って来た」と、お土産のチーズケーキで気を引こうとするものの、真弓が「ありがとう」とそっけなく答えるだけで、麗奈は目を合わせようともしない。

 機嫌が悪いのかと思えばそうではなく、真弓が「部活どうなの?」と聞くと、麗奈は「県予選の選手に選ばれた!」と上機嫌で返答。そこで、秀明が横から「すごいな! 予選いつ?」と会話に入ろうとすると、麗奈は「ママ、この酢豚酸っぱいよ~」と、話題を変えてしまう。

 その後も、自分が目に入っていないかのように会話を続ける麗奈に、秀明は落胆。あまりの無視ぶりに「あれ……、俺生きてるよな?」「シックス・センス的に、本当は死んでるけど気づかないだけとか?」と、1999年にヒットしたM・ナイト・シャマラン監督の映画『シックス・センス』にたとえて自虐的にツッコミを入れた。

 自分で招いたとはいえ、離婚のピンチに翻弄される秀明がコミカルに描かれており、玉木宏の演技も視聴者に好評。ネットでは「今週も玉木宏はかわいいな」「ゲスでクズだけど嫌いになれない、シックスセンスはないわ~」「今回はシックス・センスのシーンが一番好きだった」「秀明さん、シックス・センスが見たくなりました」「玉木宏はしばらくイケメン役ができなさそう」といった感想が多数見られた。

「秀明は、映画好きという設定です。趣味が映画ぐらいしかないのか、たびたび映画の小ネタを挟んでくるところがおもしろいキャラクターです。今回のドラマはドロドロの不倫もので、木村多江やユースケ・サンタマリア(47)などが際どい登場人物を演じ、ホラー的要素を作ってますが、シリアス方向に行きすぎないのは、玉木のコメディ的演技が光っているからでしょう」(テレビ誌ライター)

 第7話は平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と上向きとなった。残り数話で、玉木がどんな表情を見せるかに、ファンが注目していそうだ。

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