『崖っぷちホテル！』、佐藤隆太が「心の底からムカつく」と大好評!?

　老舗ホテル“ホテル　グランデ　インヴルサ”を舞台に、ダメ従業員たちの奮闘を描いたドラマ『崖っぷちホテル！』（日本テレビ系）の５月２７日に放送された第７話に、佐藤隆太（３８）が登場。そのクズな演技が「胸糞悪い！」「最低な男！」と大成功を収めたようだ。

　佐藤が演じたのは、戸田恵梨香（２９）演じる総支配人、桜井佐那の兄の誠一で、かつてはインヴルサの総支配人を務めていた人物。

　誠一は、めちゃくちゃなホテル経営で多額の借金を作ったあげく、金を持ち逃げして行方不明になっていた。そんな誠一が、ある日、短パンにサングラスというラフなスタイルで現れ、「今日からまたオレが総支配人です！」と勝手な宣言をした。かつての誠一を知る従業員たちは、誠一を警戒するが、事情を知らない副支配人の宇海（岩田剛典／２９）は意気投合。誠一は、宇海以外の従業員のポジションを全てシャッフルすると言い出した。

　役職のシャッフルにより、従業員たちは苦戦を強いられるが、お互いに情報交換することで乗り切ろうと一致団結。しかし誠一は、銀行の融資担当や工事業者と勝手に話を取りつけ、ホテルを売却することを独断で決定してしまった。

　終始陽気なテンションで「客観的に見てこのホテルは終わっている」「役職のシャッフルは従業員たちの転職活動のためだ」などと勝手な言い分を繰り広げた誠一。インヴルサの従業員たちは、この一件で逆に絆を深めることに成功したが、視聴者からは誠一に対して「心の底からムカつく」「佐藤さんが陽気なサイコ野郎でマジ無理」「ここまでクズを演じきれる佐藤隆太はすごい」「こんなにろくでなしキャラが似合うなんて」といった感想がＳＮＳなどに続出。佐藤の演技に圧倒された人が多かったようだ。

「佐藤といえば、ドラマ『ＲＯＯＫＩＥＳ』（ＴＢＳ系）で熱血教師を演じ、それからは性格のまっすぐなキャラの役が多かったですが、ここ数年は影のある悪役や、怖い刑事といった役も目立ってます。幅広い役をこなせるので需要が高く、バイプレイヤーとして、同じクールの複数本のドラマで見かけることが珍しくなくなりました。この年代の俳優の中でも突出した活躍なのでは」（テレビ誌ライター）

　誠一を演じ切ることで、役者としての力を存分に発揮した佐藤。今後はどんな役に挑戦してくれるのだろうか。