佐藤健
佐藤健

 最近、トレンディドラマ化しているとウワサのNHK連続テレビ小説半分、青い。』。恋愛の神様と呼ばれる脚本家、北川悦吏子(56)の手腕で、ほんわかした印象の朝ドラが、ドキドキの恋愛ドラマになっているのだ。第10週の放送では、ヒロインの鈴愛(永野芽郁/18)が正人(中村倫也/31)に失恋したり、律(佐藤健/29)の恋人である伊藤清(古畑星夏/21)と鈴愛が対峙するなど、恋愛を中心に物語が進行して、ドラマは新しい局面を迎えている。まずは先週、6月8日の放送を振り返ってみよう。

 喫茶おもかげで、ユーコ(清野菜名/23)やボクテ(志尊淳/23)とともに食事をしていた鈴愛。そこに、律が清と一緒にやってきた。清の上から目線な態度に、ユーコは腹を立てる。鈴愛は失恋のショックから抜け出したかのように思えたが、今度は、律が清にマニキュアを塗られていたことが気になってしまう。そして7月7日七夕の日、オフィス・ティンカーベルの一同はバーベキューをすることに。律も誘ってはどうかと秋風(豊川悦司/56)に言われ、鈴愛とユーコは律を迎えにゆく。岐阜にいた頃のように、笛を吹いて律を呼び出そうとする鈴愛だったが、律の部屋のベランダから顔を出したのは清だった。

 この放送回では、鈴愛の祖母、廉子(風吹ジュン/66)の、「恋をして律君は大人になりました。そして鈴愛はおいてけぼりです」というナレーションが印象的だった。

 律が大人の階段を上っていく一方、鈴愛は子どもっぽいまま。いまだに突拍子もない言動で周りを驚かせ、とにかくよく泣き、恋もうまくいかない。まさにナレーションの通りじゃないか! そこで、なるほどなぁと感じたのが、永野芽郁と佐藤健の年の差である。

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