いよいよ、FIFAワールドカップ・ロシア大会が開幕。前回大会ではグループリーグ敗退だった日本勢は、今大会はどこまでやってくれるでしょうか。というわけで、今回は「サッカー日本代表チーム」がテーマです。(文中敬称略)出題/小泉珍事郎
【Q1】68年メキシコ五輪は今と何が違ったか?
日本のサッカー史において、栄光の金字塔ともいえるのが、1968年のメキシコシティ五輪での銅メダル獲得でしょう。予選リーグで、ブラジル、スペイン、ナイジェリアと同じグループBを1勝(対ナイジェリア)2引き分け(対ブラジル、スペイン)で突破。決勝トーナメントでは、準々決勝でフランスに勝利しました。そして、準決勝でハンガリーに敗れたものの、3位決定戦ではメキシコを撃破し、見事に銅メダルを獲得したのです。
また、日本のエースストライカー・釜本邦茂は大会の得点王に輝きました。ただし、この時代の五輪におけるサッカーは、現在とは条件が違いました。では、それに関して、次の中で正しくないのはどれでしょう?
- (1)U23といった年齢制限はなかった
- (2)プロ選手は出場していなかった
- (3)ソ連、東ドイツなど東側国の多くは不出場だった
【Q2】「ドーハの悲劇」の視聴率はどうだった?
サッカー日本代表の歴史を語るうえで、欠かすことができない出来事が、「ドーハの悲劇」です。1993年、翌年開催のアメリカワールドカップ・アジア地区最終予選最終節の対イラク戦でのこと。試合終了間際のロスタイムに同点ゴールを決められ、日本はワールドカップ初出場を逃してしまいます。その瞬間、選手たちは、ピッチに次々と倒れ込んでしまいました。
この試合の地上波テレビでの放映権は、テレビ東京が手にしていました。では、そのテレビ放送の視聴率に関して、正しいのはどれ?
- (1)深夜の放送だったので、あまり延びなかった
- (2)裏番組に『魔女の宅急便』のテレビ初放送があり、20%程度にとどまった
- (3)テレビ東京史上最高の視聴率を獲得した
【Q3】仏大会の代表チームに海外組は何人?
日本代表がワールドカップに初出場したのは、1998年フランス大会でのことです。この大会では、長い間代表チームを支えてきた三浦知良(FW)、北澤豪(MF)が本大会登録メンバーを外されたことが大きな話題となりました。いわゆる“ドーハ組”は、中山雅史(FW)、井原正巳(DF)のみで、城彰二(FW)、中田英寿(MF)、名波浩(MF)、秋田豊(DF)、名良橋晃(DF)、川口能活(GK)といったメンバーが中心でした。
現在の代表メンバーには、ふだん海外のクラブでプレーする選手がゴロゴロしていますが、当時はいささか状況が違いました。さて、このフランス大会の本大会登録メンバーで海外組は何人いたでしょう?
- (1)中田英寿(ペルージャ)、小野伸二(フェイエノールト)、川口能活(ポーツマスFC)の3名だった
- (2)中田英寿(ペルージャ)のみだった
- (3)1人もいなかった