コロッケ
コロッケ

 6月12日放送の『チマタの噺』(テレビ東京系)に、モノマネ芸人のコロッケ(58)が出演し、番組MCを務める落語家の笑福亭鶴瓶(66)に、初主演の映画で困惑したエピソードを明かした。

 6月16日公開の映画『ゆずりは』で、映画初主演を果たしたコロッケが、笑福亭鶴瓶とさまざまなトークを展開。番組の終盤、映画の話題になり、初めて台本に目を通したコロッケは、主役にふざけるような演技が一切なかったことから、「これ(この役は)、僕じゃないんじゃないですか?」と映画スタッフに確認したことを明かした。

 コロッケによると、これまでにもテレビドラマや映画への出演オファーはあったものの、ほとんどはショーパブのマスターやゲイバーの店員のような役で「僕にはもう、(シリアスな役が)来ないんだなと思っていた」という。そんな中、シリアスな役を引き受けたコロッケだったが、映画監督からは役柄について「普通に、そのままで」「ふざけないで」と指示されたそうだ。それに対し、コロッケが「ふざけないで? 何言ってんのかな?」と思ったことを明かすと、笑福亭鶴瓶は「武器取られたみたいになるやろ?」とコロッケが、とまどったことに理解を示した。

「本当に恥ずかしいのと、どうしていいか分からなく(なった)」というコロッケに、笑福亭鶴瓶が「でも、監督はそれを求めたんやろ?」と質問したところ、コロッケは「僕、意外と器用じゃないんですよ。誰かになってふざけることはさんざんやってきたんですけど、“普通でいてくれ”っていうのがもう……」とあらためて撮影時の困惑ぶりを口にした。

 さらに、コロッケは撮影現場でしゃべりすぎてしまうクセを直すべく、「3週間、人と会わないようにしてました」と、映画のロケ期間中に人間関係を絶っていたことを告白。すると、それを聞いた笑福亭鶴瓶は「そやねん、俺らは芝居やるとき、ようしゃべるやんか、みんな真剣にしてはんのに。これは悪いなぁと思って」と、お笑い芸人特有の癖を反省していた。

「鶴瓶はNHK大河ドラマ西郷どん』の撮影現場でしゃべりすぎたため、主役を務める俳優の鈴木亮平(35)から“大河ですよ!”と叱られたことを明かしていました。あまりしゃべりすぎてしまうと確かに迷惑かもしれませんが、撮影現場はピリピリとした空気が漂いがちなだけに、場を和ませてくれるお笑い芸人が歓迎されるケースも少なくないようですね」(芸能誌記者)――一長一短!

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