『特捜9』最終回、渡瀬恒彦さんを偲ぶシーンに感動の嵐!の画像
『特捜9』最終回、渡瀬恒彦さんを偲ぶシーンに感動の嵐!の画像

 6月13日、『特捜9』(テレビ朝日系)の最終話が放送。V6の井ノ原快彦(42)演じる浅輪直樹の妻・倫子(中越典子/38)の行動が、多くの視聴者を感動させたようだ。

 同作は、浅輪が所属する「特別捜査班」のメンバーが難事件に挑む刑事ドラマで、『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)の後継作品。前作は、2017年3月に亡くなった渡瀬恒彦さん演じる9係の係長、加納倫太郎が主人公で、人気を博していたシリーズだった。

 しかしシーズン12の放送直前に渡瀬さんが急逝。そのため井ノ原演じる浅輪が主人公となり、ドラマの設定も軌道修正して放送された。渡瀬さんが演じた加納倫太郎は、内閣テロ対策室アドバイザー兼務のため不在という設定に。続編となる『特捜9』でもその設定は変わっておらず、浅輪をはじめとする元9係のメンバーは、宗方朔太郎(寺尾聰/71)のもと、「特別捜査班」として再集結した。

 そして今回は、法務大臣の妻が殺害されるという、政治的陰謀が絡む重大事件が発生したが、特別捜査班の活躍で解決へと導いた。

 そのラストシーンで、浅輪は「あぁそうか、今日は父の日か。(加納)係長にも何か贈らないとね!」と、加納倫太郎の娘である妻の倫子に提案。すると倫子は「贈ったわよ、オンシジウム」と返し、浅輪は「係長が大好きな花……」と感慨深げにつぶやいた。

 実は洋ランのオンシジウムは、生前の渡瀬恒彦さんが大好きだった花として知られている。そんな渡瀬さんを偲ぶシーンに、多くの視聴者が胸を打たれたようだ。放送後、ネットには「オンシジウムを父の日に贈った設定にするあたり、さすがとしか言えない……」「オンシジウムは渡瀬さんが本当に好きな花だったなぁ」「今日の『特捜9』は涙、涙でした」「こういったかたちで、係長の名前が出るのは、長年見てる者からしたらもうたまらない」「今は亡き渡瀬さんが生きている設定を守ってくれてるのは胸熱」など、番組の粋なはからいに感動したというコメントが相次いでいた。

「2017年3月に行われた渡瀬恒彦さんの葬儀では、棺の周りを菊ではなく、オンシジウムで囲んだ祭壇が設置されました。これは生前に渡瀬氏が強く希望したそうで、よほどこの洋ランの花がお好きだったのでしょうね」(芸能誌ライター)――渡瀬恒彦さんの魂は、作中に生き続ける。

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