続いては水道代。一般家庭で1人が1日に水を使う量は、平均224リットル程度とされるが、そのうち約4割がバスルームだという。そこでシャワーを使う際に利用したいのが、「節水シャワーヘッド」。節水効果は30~50%程度。タカギから発売されているシャワーヘッド『キモチイイシャワピタWT』を例に見てみると、節水効果は最大34%、4人家族で年間の節約金額は3万7081円とのこと。月額で約3000円、1日換算で100円節約できるので、ちょっとビックリだ。

 電気代も節約できる。通常、20ワットの白熱電球を1日中、点灯したままにすると電気代は約10円かかるが、これをLED電球に変えると、20ワット相当の明るさの170ルーメンで約2円。年間の差額は、ざっと3000円程度になる。LED電球は白熱電球に比べると値段が高いが、100円ショップなら300円で手に入ることも。

■クレジットカードの利用法は?

 固定費を見直したら、次はその支払い方法を検討してみよう。注目すべきはクレジットカードの利用法だ。実は、お金がたまらない人に共通しているのが、複数のクレジットカードを持っている点だという。カードを複数所持していると、ポイントがたまりにくいうえに、中には、たまにしか使わないのに、そこそこの額の年会費が引き落とされている場合もあったりする。ポイントを上手にためるには、自分のライフスタイルに合わせてカードを2枚程度に絞り込むことが大切だという。「たとえば、楽天市場や楽天トラベル、あるいはポイント加盟店など、楽天グループでよく買い物をするという人は、楽天カードがオススメ」(同)

「イオンカードセレクトもオススメの1枚。電子マネーの機能と特典が一体化し、イオン銀行の普通預金金利の上乗せがあったり、特定の日にポイントが加算される特典も魅力的です」(高山さん)

 なお、カードの支払い方法には注意したい。一括払いが原則だが、分割にする場合には2回までを徹底すること。なぜなら、支払い回数を2回より多くすると、利息がかかってしまうからだ。毎月の支払いが1~2万円程度ですむからと、リボ払いを利用している人がいるが、実は15~18%と、かなりの高金利。月々の返済額が少ない分、返済期間が延びてしまい、いつまでたっても支払いが終わらない。加えて金利も高いので、結果的に総返済額も高くついてしまう。リボ払いのワナには要注意だ。

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