■回を追うごとに増した視聴者の満足度
「すみれがプロポーズを受けたことが真海にとって望んでいないことだったのか、ラストは、真海が自宅に火を放ち、消息が分からなくなるという結末でドラマは幕を閉じました。視聴率的には初回からラストまで一度も2ケタに届くことはありませんでしたが、出演者の迫力のある演技、脚本や演出すべてにおいてレベルが高く、視聴者満足度も非常に高い作品となったようです」(テレビ誌ライター)
データニュース社「テレビウォッチャー」が発表した満足度では、初回の3.44という低い数字から、中盤以降巻き返し、第7話では3.96と最高値を記録。
SNSでも、回を追うごとに感想をつぶやく人が続出した。最終話終了後も「真海さん、生きてるの? どうなったの!?」「初回のダサいフラッシュモブがこんな重要な使われ方をするなんて」「執事の土屋さんが二回も子供を助けたのとか、めちゃくちゃ泣ける」「最初から最後までひたすらすごいドラマだった」「おディーン様目的で見始めた自分を褒めたい、伝説的なドラマだよこれ」「稲森いずみさんに山口紗弥加さん、高橋克典さん、みんなすごかった!」と、さまざまな感想と称賛の声が多数上がった。
“巌窟王”で知られる、アレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』を原作としたこのドラマ。150年前に描かれた復讐心を、ディーン・フジオカが見事に現代に甦らせたようだ。