有働由美子アナウンサー
有働由美子アナウンサー

 NHK「朝の女王」が電撃参戦。平日夜のニュース界は一転、戦国時代になってしまうのか。ライバルたちは日夜、戦慄!

 いよいよ“最強女子アナ”が本格始動――。3月末にNHKを退社した有働由美子(49)が10月から、日本テレビの夜の看板ニュース番組『NEWS ZERO』のメインキャスターに就任することが発表されたのだ。「有働は、2010年から8年間を務めたNHKの『あさイチ』の司会を3月いっぱいで降板。去就が注目されていましたが、4月に入って、なんと、すでにNHKを退局していたことをファクスで報告。世間を驚かせました。同時に、今後は“ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります”とコメントしていただけに、いきなりの『ZERO』のキャスター就任は予想外。絶大なインパクトとなりましたね」(NHK関係者)

 これによって、各局が総力を傾ける夜の看板ニュース番組の視聴率争いは、一気に激化が予想される。むろん、一歩も二歩もリードしそうなのは、有働を獲得した日本テレビだろう。「ここ数年は『あさイチ』のイメージが強い有働ですが、1994年から3年間は『NHKニュースおはよう日本』、また02年から4年間は、『NHKニュース10』でメインキャスターを務めています。オールマイティに報道をこなしてきており、実績は十二分です」(テレビ誌記者)

 また07年から3年間は、ニューヨークのアメリカ総局で特派員を経験。海外での取材経験も豊富で、世界情勢にも通じているのも彼女の大きな強みだろう。「スタジオでニュースを伝えるばかりでなく、国内外に取材に出ていけば、前任者の村尾信尚キャスターとの違いも明確になる。10月のスタートまで、まだ3か月以上の猶予があります。スタートダッシュへ向けて、有働と番組はさまざまな仕込みを行っているようです」(同前)

 また、同番組は、ジャニーズ事務所の人気グループ『』の櫻井翔がキャスターを務めているのも、有働の追い風となりそうだ。「『あさイチ』では、ジャニーズ所属の『V6』井ノ原快彦との名コンビで人気を博しただけに、ジャニーズからの信頼も厚い。“有働のためなら”と、協力を惜しまない姿勢と聞いてます」(制作会社スタッフ)

 まさに盤石。現在は、テレビ朝日『報道ステーション』と横並びだが、「有働インパクト」で一気に突き抜ける可能性は十分ある。「かつて『ニュースステーション』で日本のテレビの報道番組のあり方を変えた久米宏も、この有働を買っています。先日は自身のラジオ番組で、“考え方とか話し方にキレがある”と絶賛していただけに、期待は尽きません」(前出のテレビ誌記者)

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