■ズバリ、『西郷どん』後半の見どころは?

 再び島流しになってしまった西郷吉之助(鈴木亮平)だが、史実ではいよいよこれから歴史の表舞台に出ていく。鳥羽、伏見の戦いで始まる戊辰戦争では新政府軍の中心人物として、そして薩摩士族VS新政府の内乱として知られる西南戦争でも反乱軍の首領となる。吉之助は、これから大きな戦争の最重要人物として、活躍していくのだ。今回、吉之助が直接には関わっていない、寺田屋騒動という事件がしっかり扱われていたことを思うと、他の事件や戦闘シーンも多数、描かれていくはずだ。

 さらに注目したいのは、ただのチャンバラごっこに終わらない見事な心理描写だ。この放送回では激しいバトルシーンの裏で、有馬新七と大山格之助、幼なじみ同士の悲しい心の対決も、見事に描かれていた。有馬役の増田修一朗も大山役の北村有起哉も、気持ちの入った全力の芝居で、間違いなく視聴者の胸を打つものだった。主役である吉之助もこれからさまざまな人と対峙し衝突していくので、戦闘シーンの裏に見える熱い心のやりとりも必見だ。豪華キャストだけがウリじゃない『西郷どん』。手に汗握るバトルシーンが物語後半の大きな見どころとなる!(半澤則吉)

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