6月19日に行われたワールドカップの「日本対コロンビア戦」は、日本が2対1で劇的な勝利を収めた。その裏では、テレビ中継で解説を務めた早野宏史氏(62)の“トーク術”が大きな話題となっていたようだ。
この日、早野氏は試合開始前のリポートで、現地のスタジアムの様子を報告。「キックオフまで、まだ1時間半あるので、空席が目立っているんですが……」と前置きし、「サランスク(さらに空く)ことはないと思います」と、試合開催地のサランスクをもじったダジャレを披露。
この後、早野氏はピッチコンディションを解説すると扇子を取り出し、「私、こんなもの持ってますんで、ちょっと追い風を日本にあおぎたいなと思います」と、オヤジギャグで日本代表にエールを送った。
そして試合は、開始早々に日本代表が香川真司選手(29)のPKで先制。しかし前半39分、今度はコロンビア代表のフアン・フェルナンド・キンテーロ選手(25)にフリーキックを直接決められ、同点に。
試合は1対1のままハーフタイムに入り、テレビ中継では前半のハイライト映像を放送。すると早野氏は同点に追いつかれた場面で、「(ゴールを決めたのは)桃太郎でしたっけ? あ、キンテーロ(金太郎)?」と、今度は選手名に引っかけたダジャレを繰り出した。
ワールドカップという大舞台でダジャレを連発した早野氏に、視聴者はすっかり感心。ネットには「ワールドカップ中継、しかもNHKでダジャレ連発とか、メンタル強すぎだろ」「手に汗握っていたけど、これで緊張が和らいだって人もいたんじゃない?」「ここまでくると、ダジャレを言うたびに出来高がつく契約なのかと思ってしまう」といった、早野氏のオヤジギャグに対する反応が多数上がっていた。
「早野宏史さんの“ダジャレ解説”は、サッカーファンの間ではもはやおなじみです。早野さんが解説を務める試合では、どこでダジャレが飛び出すか、待ち望んでいる人も少なくありません。日本代表が大金星を上げた今回の試合は日本中がクギヅケでしたから、早野さんも“してやったり”でしょうね」(サッカーライター)――早野氏の登場が待ち遠しい!