■インパクト大の珍しい名字の選手も多い

 プロの世界には、実にインパクトのある珍しい名字の選手も多い。現役でも、筒香嘉智(DeNA)や、下水流昴(広島)などの珍しい名前は枚挙にいとまがないが、歴代の中で最もインパクトがあったのは、やはり源五郎丸洋(阪神)だろう。源五郎丸が突如、阪神に指名されたのは81年のドラフト。当初、阪神は電電九州の右田和彦を1位指名したのだが、抽選で横浜大洋に敗れたため、外れ1位として指名されたのが、この源五郎丸だった。

 他球団がノーマークだったことと名前のインパクトで、一時は大きな話題になったが、体もできあがっていないうちに有料紅白戦の客寄せパンダに使われたりして、練習中に大腿二頭筋断裂という重傷を負ってしまう。その後は結局、一度も一軍に上がらないまま引退してしまった。ちなみに源五郎丸はローマ字で書くとGENGOROUMARUと12字の長さだが、これまでの最長記録は、2007年にロッテに入団した下敷領悠太の13文字(SHIMOSHIKIRYO)だ。

 伝統的に、広島には珍しい名字の選手が集まる傾向があるが、近年、ふりがながないと読めない難読名前が、梵英心だった。実家は浄土真宗本願寺派の専法寺。明治期に姓を名乗る際、仏教用語にちなんで「梵」の字を使ったらしいが、なぜ「そよぎ」と読むのかは謎のままだ。また、一般的にはあまり知られていないが、球界に何人もの選手を送り込んでいるのが今久留主一族。元毎日、西鉄の今久留主淳、元毎日、近鉄の今久留主功、大洋や西武で活躍した今久留主成幸、そして日本航空石川高校の今久留主祐成監督は、親戚または兄弟として知られている。今後も「今久留主」に注目したい。

 さて、最後は私生活。プライベートで変わっている選手といえば、入団会見で好きな食べ物を聞かれて、「フロリダでは普通に食べるワニの肉だ」と答えた元ヤクルトの助っ人ラリー・パリッシュ。都内に1軒だけあったワニ肉を提供する店を探し出し、そこで、思い切りワニ肉を食べていたようだ。

 25歳上の妻とのおしどり夫婦ぶりが話題になったのが、ヤクルトや巨人で活躍したロベルト・ペタジーニ。なにしろ、常にベタベタしていた妻のオルガ夫人は、ペタジーニの友人のお母さんだったのだ。野球ファンならずとも驚いたものだが、実はその後、2人は離婚したと伝えられている。やはり、年齢差は問題だったのだろうか。

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