■サウナ風呂の正しい入り方

 良いことづくめだが、正しい入り方とは? 今回、本誌はサウナを総力取材。気持ちいい&体にいい「サウナ入門」を徹底ガイドしよう。まず、サウナ風呂の入り方だ。

【1】軽く風呂に入る

 サウナに突然入る前に、風呂に入って少し全身をこなれさせよう。サウナ室の中とはいえ、温かい空気は上に溜まり、意外と足元は冷えがち。この時点で、ある程度、温めておきたい。

【2】サウナ室で10分間!

 そして、サウナ室へ。10分程度、座って過ごす。当然、サウナ室内は、上に行けば行くほど気温は上昇する。そのため、頭が熱くなって、苦しくなりがち。専用の“サウナハット”を使用するのもいいが、濡れタオルを頭に巻くだけで、しんどさは大きく違う。むろん我慢は禁物。具合が悪いときは、すぐに外に出るべし。

【3】水風呂へ1、2分間

 サウナ室を出て、汗をシャワーなどで流した後、水風呂へ。手桶を使って、手足にまず水をかけ、全身へ。その後、水風呂へゆっくりと体を浸すのだ。時間は、1~2分間が基本。「そんなに長く、水風呂にいられるわけない!」と思う方もご安心を。水の中でジッとしていると、10秒ほどで冷たさを感じなくなるのだ。こちらもサウナ室と同様、無理は禁物。

【4】休む

 風呂場に椅子がある所もあれば、バスタオル一枚でベランダに出られる所もある。水分を補給して、全身を弛緩させてボーッと過ごす。

 この【2】~【4】を3セットほど繰り返す。すると、突如、「整ったーッ!!」という“奇跡の瞬間”が訪れるのだ。だが、「サウナに5分間、水風呂はほんの一瞬で、これを6セット。心臓に負担をかけたくないし、サウナは我慢するものじゃないから、自分は、これが一番ですね」(別のベテランのサウナー)という人もいれば、「サウナは熱すぎる! 暑めの湯に浸かって、水風呂に入る。これで十二分に“整い”ます」(歴5年ほどの中堅サウナー)という人もいる。これはあくまで一つの基本形で、自由自在にアレンジして楽しめるのだ。

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