石破茂、ポスト安倍晋三の最右翼「総理大臣の器」大検証の画像
石破茂、ポスト安倍晋三の最右翼「総理大臣の器」大検証の画像

 産経新聞とFNN(フジテレビ系列)が6月16~17日に行った世論調査が波紋を呼んでいる。次の自民党総裁選で選出される次期総裁にふさわしい人物を聞いたところ、小泉進次郎筆頭副幹事長が26.9%でトップとなり、以下、25.2%の安倍晋三首相、24.1%の石破茂元幹事長と続く結果となったのだ。政治記者がこう話す。「安倍首相の支持者が多い産経グループの調査で、安倍首相が2氏と横一線になることも初めてなら、小泉氏を下回るのも、おそらく初めて。小泉氏はキャリア面でまだ難しいので、石破氏がポスト安倍の最右翼だということです」

 石破茂氏――2012年に自民党が政権に返り咲いて以来、常に、“総理に最も近い男”として存在感を示してきた。5人が立候補した2012年の総裁選では、「地方票を2位の安倍首相の2倍近くも獲得しながら、議員票では安倍首相と石原伸晃氏に大きく引き離された3番目。以来、石破氏は地方や国民に強く、自民党内で弱いとされてきました。実際、今回の世論調査でも、自民党支持層に限れば安倍首相の49.4%に対し、石破氏は、小泉氏の21.4%にもはるか及ばぬ13.9%でした」(前同)

 この象徴的な支持構造には、彼の経歴が大きく影響しているという。「建設官僚だった父・石破二朗氏は、鳥取県知事や参院議員を歴任した人物。田中角栄氏の薫陶を受け、二朗氏の葬儀では田中氏が葬儀委員長を務めたほどです。石破さんが事あるごとに“田中角栄さんは”と口にするのは、その教えを守っているから」(自民党関係者)

 “角栄式帝王学”の中でも、特に忠実に守るのが“ドブ板戦術”である。「石破さんは選挙があると、その間、毎日10か所も20か所も回り続けます。先日も“田中角栄さんに、歩いた家の数しか票は出ない、握った手の数しか票は出ないと教わった”と言っていましたが、まさにそれ」(同)

 また、自ら“鉄道オタク”“アイドルオタク”と公言するように、政治家らしからぬ一面も親近感を与えていて、「コスプレの回数は政治家で一番ではないでしょうか」(全国紙記者)と言う。結果、地方での圧倒的な支持を得ることができたが、党内ではそうもいかない。「安倍首相などへの批判を多く発しますが、それが良い印象を与えません。本人に直接言えばいいものを、わざわざメディアを通して言う。ただの陰口にしか聞こえないし、“愚痴地蔵”なんてあだ名までつけられています。事実、あれでは自分の露出のための批判にしか見えない」(中堅議員)

 さらに、石破氏の“過去の行動”も影響している。「1994年の話ではありますが、自民が野党に転落した厳しい時期、勢いのあった新進党に石破さんは移っています。立場が悪くなればすぐに逃げ出すのでは、との懸念もある」(前同)

 国民目線と議員目線で評価が分かれるのは、致し方ないと言えそうだ。「とはいえ、モリカケだの、公文書偽造や日報隠蔽、働き方改革のデータ偽造やカジノ法案の強行採決だの、毎日問題が出てくる政権の長よりは、政治家としての資質はよっぽど上ですよ」(前出の自民党関係者)

 安倍サンに比べれば、かなりマシ!?

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