■管理栄養士のグラビアアイドルはコラーゲン鍋やマーガリンを食べない

 管理栄養士の資格を持つグラドルの椎名香奈江さんは、美容にいいといわれるコラーゲン入りの食べ物、コラーゲン鍋などは「意味がないから食べない」とバッサリ切り捨てる。「コラーゲン鍋を食べたら美肌になると信じている女子はわりと多いんですが、コラーゲンは体内に取り入れたアミノ酸(タンパク質)を合成して、体内で作られます。食べたコラーゲンがそのままコラーゲンになるわけじゃないんです。これは栄養学的には常識ですね」(椎名さん)

 さて、今回登場いただいた食と健康のスペシャリストたちが口をそろえたのが、「悪い油を口に入れない」ということだった。悪い油の代表は、マーガリンの油脂成分であるトランス脂肪酸だ。人工油であるトランス脂肪酸は、老化を促進させたり悪玉コレステロールを増やしてしまう。「トランス脂肪酸は菓子パンなどのショートニングにも使われています。私は菓子パンなども食べないようにしています」(斎藤医師)

 薬剤師の田村氏は「時間がたった揚げ物は食べません」という。「私は揚げ物が好きなのですが、時間がたつと油が酸化してしまうんですね。酸化した油は細胞を酸化させてシミやしわを作るだけでなく、血管や内臓もボロボロにして、あげくは、がんまで誘発します。古く酸化した油はドミノ倒し的に健康を損なっていくんです」(田村氏)

 仕事柄「スリムな体」を保つ必要がある竹川氏と椎名さんは「脂質を摂り過ぎてしまう料理を食べないようにしている」そうだ。「牛丼はたんぱく質が少なく脂質が多いバラ肉を使っているので、太りやすいですね。また、カツカレーはカレールウそのものが高脂質が多いうえ、カツの脂質も加わるので、僕は絶対にNG料理ですね」(竹川氏)

 椎名さんは基本的に揚げ物全般を食べないというが、「特にカツ丼は食べません。男の人はガツガツ食べていますが……私には、あれは脂質と糖の塊にしか見えないんです(笑)」(椎名さん)

 また、プロポーションを維持するために椎名さんが、「私は食べないようにしている」というのはイモ類。「肉じゃがはご飯のおかずとしておいしいですよね。でも、じゃがいもはイモ類で、炭水化物が多い。だから、肉じゃががメインの和定食は炭水化物×炭水化物になり太ってしまうんです。私は炭水化物はご飯で摂りたいので、イモ類は食べないことにしています」(前同)

 脂質に加えて、小麦粉を使った食べ物も極力抑えるべきだという。「ドーナツは小麦粉を油で揚げて砂糖もたっぷり。太るのが確実なので口にしません」(竹川さん)

「私はパンやパスタなどはなるべく食べないようにしています。どうしてもというときは、脂質が多いクリーム系や、カルボナーラなどは注文しないようにしています」(椎名さん)

  1. 1
  2. 2
  3. 3