杉咲花
杉咲花

 6月26日、ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の最終回が放送された。その結末に納得のいかない視聴者が続出したようだ。

 同ドラマは、大人気漫画『花より男子』(集英社)の続編を実写版にしたラブコメディ。ヒロインの江戸川音(杉咲花/20)は、英徳学園で出会った神楽木晴(平野紫耀/21)にひかれながらも、幼なじみの馳天馬(中川大志/20)と交際を始めた。

 しかし、互いに意識しあう晴と天馬は、音をめぐってライバル関係に発展。ついに二人は、“負けたほうは二度と音に近づかない”という条件で、武道3種勝負を行うことになった。

 勝負は圧倒的に天馬が有利だったが、偶然が重なって、勝負は1勝1敗に。すると音は「私は神楽木がこの試合に勝っても、天馬くんのそばにいるよ」「天馬くんと一緒に生きていくって決めたから」と、自分に言い聞かせるように晴に宣言する。

 そして最後の剣道対決は、晴がつまずいた拍子に繰り出した“突き”が偶然決まり、晴が奇跡的に勝利を果たす。

 音は、試合に敗れた天馬を笑顔で迎え、天馬が希望する野菜炒めをふるまう。そのとき天馬は、音に感謝の言葉を述べた後、「本当に本当に、大好きだった……。だけど音を変えたのは僕じゃなくて神楽木だった」「もう終わりにしよう、音」と、自ら身を引く決意を語った。

 さらに天馬は「僕が音にできるのは、音が音らしくいるために背中を押すことだ」「自分の気持ちに従って!」と、音に晴のもとへ行くように後押し。その後、音は晴のところに走り出すというラストシーンだった。

 結局、音が笑顔で晴のもとに駆けていくという終わり方に、天馬派の視聴者から不満が続出。ネットでは「視聴者の予想を裏切るという意味でも、普通に天馬くんと結ばれてほしかった」「脚本残酷すぎない? 最後まで天馬くんを傷つけやがって……」「幼なじみで婚約者なのに乗り換えるの!?」「天馬くんが健気すぎて、献身的すぎて泣ける」など、天馬が報われなかったことへの反響が多数上がっていた。

「最終回の展開は、馳天馬派の視聴者をガッカリさせてしまったようですが、あのラストシーンは神楽木晴派の視聴者にも消化不良だったようです。せっかく恋の障壁がなくなったにも関わらず、晴と音が再会した場面は描かれず、それぞれが気持ちを独白するだけで終わってしまいました。どうせなら二人が結ばれるハッピーなシーンをもっと見たかったという意見が目立ちましたね」(テレビ誌ライター)――もしかして続編に続く?

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