小池百合子都知事
小池百合子都知事

 このところ、すっかり存在感が薄れていた小池百合子都知事が、ひょんなことから注目されている。

 その火種は、6月9日発売の『文藝春秋』に掲載された記事〈小池百合子『虚飾の履歴書』〉だ。その内容は、かねてから問題とされていた小池知事の〝学歴詐称疑惑〞を追及したもの。

「小池氏はかつて、雑誌のインタビュー記事で、“カイロ大学を成績トップで卒業した”と自慢しているが、それが嘘だと報じられたのです」(夕刊紙記者)

 過去の取材に小池知事は、
〈卒業のとき、一番で出たんです〉(『週刊女性』1980年6月10日号)
〈ちょっと自慢になりますが、カイロ大学では、首席で卒業したんです〉(『週刊大衆』1985年9月30日号)
〈1976年10月、日本人女性として初めて、しかも首席で卒業〉(『振り袖、ピラミッドを登る』のプロフィール欄=講談社)
 と答えている。

「カイロ時代の知事と同居していた女性が、あの経歴はウソだと『文藝春秋』に明かしているんです。また、同誌はかつてテレビ番組で公開した卒業証明書にも“偽物疑惑”があると追及。卒業が通常の7月ではなく10月となると、追試を経て卒業したことになり、首席卒業は到底難しいと論じているんです」(同)

 小池知事自身は、6月20日の都議会、22日の記者会見で“学歴詐称”を否定しているが、証拠を提示するそぶりは一切見せていない。首都・東京の行政を司る人間が学歴を詐称したのか?

 注目が集まるが、「実は、“学歴詐称”を揶揄した新アダ名が小池知事についているんです」と話すのは、ある都庁関係者。

 小池知事といえば、これまでにも“マダム・スシ”“緑のたぬき”などのアダ名があった。緑のたぬきは、昨年9月に当時、民進党系の関係者につけられたもので、小池氏のイメージカラーの緑とタヌキぶりを揶揄したもの。一方のマダム・スシは、米国のライス国務長官と会談した際に自ら名乗ったものだったが、

「今回の騒動でついたアダ名は、かなりイケてますよ。16年に学歴詐称が発覚したショーンKをもじったアダ名で、“ショーン小池”。庁舎では職員たちが、後ろ指を差してささやいていますよ(笑)」(前同)

 ショーンKは、当時、経営コンサルティング会社社長を名乗りながら精力的にタレント業を行っていた。米国人の親の元にニューヨークで生まれ、パリや米国など外国の大学を卒業したと華々しい経歴を紹介。

 しかし、会社も学歴も嘘なら、出身や親の国籍、はてには名前も嘘。さらに、小学生のときのアダ名は「ホラッチョ」(ホラ吹き)だったことまで暴露された。

「小池氏の“学歴詐称”疑惑が本当なら、ショーンK以上の衝撃ですよ」(同) 

 ショーンKは問題が発覚するや、番組をすべて降板して活動自粛に追い込まれた。はたして“ショーン小池”の運命や、いかに⁉

 本記事は、7月2日発売の『週刊大衆』より抜粋。同誌では、6月19日に“カジノ法案”が衆議院を通過したことでスタートした「47都道府県でのカジノ誘致バトル」の全容をリポートしている。

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