■餃子が得意料理になりました

――陽子は猪突猛進なところもありますよね。

足立 思ったことはパッと言っちゃう、歯止めが効かないところがあって結局、それが結婚の失敗にもつながっちゃったところがあって、そんな陽子がどう変わっていくのか……というのが、この映画の重要なポイントだと思います。

――ご自身と重なる部分はありますか?

足立 まあ、後先考えずにやっちゃったり言っちゃったりするところは似ているかもしれないですね(笑)。

――そうか~じゃあ、今回の撮影で大変だったのは?

足立 餃子を焼くシーンが一番大変でしたね。何回も何回も焼きました。餃子を焼くときにお湯を入れますが、このときに餃子の臭いが充満した湯気がブワッーと自分にかかるんですよね。そうすると髪の毛まで餃子の臭いになって、家に帰っても餃子の臭いみたいな(苦笑)。それくらいずっと餃子に囲まれての撮影だったので餃子屋さんの大変さを、身を持って知れましたね。

――プライベートで餃子を作ったことは?

足立 もちろん、ありますけど、さすがに皮から作ったことはなかったですね。でも、栃木県の皆さんは皮作ったほうが楽だよって、口をそろえて言うんですよ。

――ええっ、そうなの!?

足立 ね、ビックリですよね。今回の撮影で餃子の作り方のレシピをいただいて、一度、家でも皮から作ってみたんですよ。で、やってみたら、意外と簡単で楽しくて(笑)。皮の薄さも調整できて自分の好きな形にもできるし。しかも皮が作り立てなのでモチモチしておいしいんですよ♪

――ということは、得意料理の1つに――。

足立 なりました! 私は野菜多めが好きなので、白菜とキャベツを入れて、ニンニクもちょっとタップリめにいれて、そこで味つけもしちゃって醤油とかつけなくても、そのまま食べてもおいしいように作っちゃうのが好きですね。

――足立さんの手作り餃子、食べてみたいなぁ。ちなみに、一番の得意な料理は?

足立 卵焼きです。

――得意になったきっかけって、何だったんですか?

足立 中学2年生頃から、朝、自分でお弁当を作って学校に持って行ってたんですけど、卵焼きが大好きなので、毎日必ず、お弁当のおかずに卵焼きを入れていたんです。

――そういういきさつがあったんだ。卵焼きにもいろいろ種類がありますが……。

足立 砂糖とかは入れずに塩と醤油で味つけしたシンプルな卵焼きが好きですね。

――お弁当のおかずにピッタリだよね。今回の餃子をきっかけに、挑戦してみたいという料理はありますか。

足立 実は、手の込んだ料理を作るのは苦手なんです(笑)。餃子が限界かな~。

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