リンゴや酢キャベツも! 現役医師がやっている「ご長寿マル秘健康法」の画像
リンゴや酢キャベツも! 現役医師がやっている「ご長寿マル秘健康法」の画像

 アンチエイジングを得意とするお医者さんが「あまり大っぴらには教えていないけど、実はこれが効くんだよ~」と言ってはばからない“元気の素”を特別に伝授してもらいました!

「医者の不養生」ということわざはあるが、人の体を熟知しているからこそ、自分を労わって長生きする医者も少なくない。その代表例として真っ先に思い浮かぶのが、聖路加国際病院名誉院長だった日野原重明医師だろう。昨年7月、105歳で亡くなったが、最期まで現役医師として健康であり続けた日野原氏も、独自の健康法を実践していたという。

「日野原先生は、食事・運動・睡眠には特に留意していらっしゃいました。野菜と肉をバランス良く食し、とにかく歩く。エスカレーターは使わず、常に階段を上っていました。そして、95歳になってからは、うつぶせ寝の健康法も実践していらっしゃいました」(日野原氏と親交のあった医療ジャーナリスト)

 仰向け寝が常識と思っている人は多いかもしれないが、脊椎動物のほとんどはうつぶせで寝る。人間でも、世界を見渡すと欧米、特にフランスでは、うつぶせ寝が主流なのだそうだ。「うつぶせ寝には、肩凝りや腰痛の解消、寝つきがよくなるなどのメリットがあるんだそうです」(前同)

 お医者さんが自身で行っているのであれば間違いない。そこで今回、我々は、70歳を過ぎた現在もバリバリに活動している2人の現役医師に、自身がこっそり実践している長寿健康法を聞いてみた。

 まずは、71歳にして都内の介護老人施設長として夜中の急患にも対応している新潟大学名誉教授(医学博士)の岡田正彦氏から。岡田氏の専門は予防医学と長寿学。『こうすれば健康長寿になれる――ほどほど養生訓 実践編』(日本評論社)などの著書もある、長生きのスペシャリストだ。その岡田氏は言う。

「健康な人を15年以上にわたって追跡調査し、その間に重大病にかかる人と、かからない人の差は、どこにあるのかをコンピュータで分析するのが、私の得意分野の一つです。結論からいえば、特別な健康法などありません。健康長寿のためには、適度な運動と食事が2大重大要因。その日々の積み重ねです」

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