厚切りジェイソン
厚切りジェイソン

 自叙伝の『ホームレス中学生』(ワニブックス)が大ヒットした麒麟田村裕を筆頭に、幼い頃から貧しい家庭に育ったというお笑い芸人は多い。しかし、最近の若手芸人の中には、お金に一切困ったことがないという、とんでもないセレブも多数存在するようだ。

 2017年に開催された「女芸人No.1決定戦 THE W」で、決勝まで進出したどんぐりパワーズのミナコは、そんなセレブ芸人の一人。2017年1月放送の『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)で紹介されたミナコの実家は、11LDKの大豪邸で、庭には祖父の銅像があるという。また、ミナコが成人式を迎えたときは、両親から100万円の振り袖と50万円のブルガリの腕時計が贈られ、さらに30歳のときに、ミナコが3000万円のマンションを購入した際は、そのうちの2000万円を実家に援助してもらったと明かした。

 漫才中、コンビで白目になることでおなじみのピスタチオの小澤慎一朗の実家も、とんでもないお金持ちとして知られている。15年5月放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演した小澤は、母方の祖父がおもちゃ会社「ダイヤブロック」の創設メンバーで、父はIT会社の社長というセレブ一族の出身であることを告白。その祖父母が旅行に行った際に、お土産として別荘を買ってきたという衝撃的なエピソードも明かした。

「ホワーイ! ジャパニーズピーポー」のネタでおなじみ、アメリカ人芸人の厚切りジェイソンは、芸人として売れる前からの大金持ち。厚切りジェイソンは、芸人を目指す前からIT企業の役員として活躍。そして15年に、そのIT企業が東証マザーズに上場を果たし、大株主だった厚切りジェイソンは1億円以上の資産家となった。

 親からの手厚い援助を明かしたのは、お笑いトリオ、くりおねの上田雅史。父親は年商30億円のIT会社社長で、芸人を目指して上京するときに、心配した父が高級マンションを2棟プレゼント。その家賃収入だけで年間4000万円ほどの収入があり、さらに上田は現在飲食店も経営。相方の嘉数正(かかず しょう)を、その飲食店の店長として雇っているそうだ。

 その他にも、お笑いコンビ、タイムボムのニックは、先祖がバロック音楽の父、バッハという由緒ある家系で、13歳のときには1億円のレコーディングスタジオを買ってもらったという信じられないエピソードも。また、ピン芸人のカモシダせぶんも、父方の祖父が大地主で、母方の祖父は大手銀行の元会長という資産家。実家からマンションをもらったと明かしている。

 かつて、お笑い芸人といえば、貧しい育ちゆえに“ハングリー精神”でスターダムにのし上がるという世界だったが、芸人の世界にも多様化の波がきているのかもしれない。

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