加藤綾子
加藤綾子

 6月24日に最終回を迎えたドラマ『ブラックペアン』(TBS系)。二宮和也(35)が主演を務めたこの作品は、春クールトップの平均視聴率を叩き出した。

 そんな同作にあって、特に話題となったのが加藤綾子(33)の演技。女子アナとして圧倒的な人気を誇る彼女の女優業本格挑戦には、放送前から大きな注目が集まった。

 カトパンは、17年に『世にも奇妙な物語』(フジテレビ刑)で女優デビュー。そして現在放送中の朝ドラ『半分、青い。』(NHK)にもゲスト出演している。『ブラックペアン』では、元看護師の治験コーディネーター役という難しい役どころを演じた。

「前に出演した『世にも~』は短編でしたし、朝ドラは女子アナ役。本格的な演技は『ブラックペアン』が初めて。カトパンは現場ですごく緊張していたようです。アナウンサーらしくセリフ覚えは完璧だったらしいですが、緊張のせいなのか、残念ながら肝心の演技がイマイチの評価でしたね」(テレビ局関係者)

 ドラマの放送がスタートすると、女優・カトパンへの厳しい意見が続出。ネットには「棒演技」「下手すぎる」といった悪評が相次いだ。

「ただ、回を追うごとに演技の評価も変わっていって、最終回の頃には“うまくなった”“味がある”と好意的な反応が増えていました。本人もすっかり味をしめたのか、6月に行われた『ブラックペアン』の打ち上げの席であいさつに立った際、“演じることの難しさから、だんだん楽しさが分かってきました。今後も女優に挑戦していきたいです”と、堂々の女優宣言をしたようですよ」(同)

 女子アナから女優への転身――。カトパンの意欲とはうらはらに、女子アナから女優で成功した人物は数少ない。もっとも有名なのは、NHKアナウンサーから女優に転身した故野際陽子さんだろう。まさに女子アナ界のレジェンドともいえる存在だが、カトパンにとっては、もっと身近な成功例がある。

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