羽生結弦選手
羽生結弦選手

 7月2日、首相官邸で行われた国民栄誉賞授与式に、羽生結弦選手(23)が“仙台平(ひら)”の紋つき袴で出席。その影響で、この仙台平を使った商品が大きな注目を集めているようだ。

 今年2月に開催された平昌五輪で、羽生選手はソチ五輪に続く2大会連続となる金メダルを獲得。その偉業が評価されて、最年少で国民栄誉賞を受賞した。

 その授与式では、安倍晋三首相(63)から羽生選手に表彰状と記念の盾が手渡され、安倍首相は「困難を乗り越えて(冬季五輪連覇を)達成されたことは、国民に感動と勇気、社会に明るい夢と希望を与え、震災復興への力強いメッセージになった」とたたえた。

 この授与式で羽生選手が着用していた紋つき袴は、江戸時代に仙台藩で生まれた“仙台平”という高級絹織物で作られた逸品。仙台平の技術伝承者である甲田綏郎氏は人間国宝に選出されており、羽生選手が着用した袴は、甲田氏から直接贈られたものだった。

 そして今、羽生選手が身につけた仙台平が、ファンの間で注目を集めている。授与式の後、製造元“仙台平”の公式サイトは閲覧数が急増し、一時的にサーバーがダウンする事態に。

 さらに、仙台市青葉区にある百貨店「藤崎」では、仙台平を使用した財布や名刺入れといった小物がバカ売れ。国民栄誉賞授与式後の2日間だけで、すでに従来の一か月分を上回る売れ行きを見せているという。

 そんな羽生結弦選手の影響力の大きさに、ネットは騒然。「さすが仙台の宝」「いや日本の宝だよ」「みんながマネしたくなるのも分かる」「影響力半端ないな!」「羽生効果はどこまで伸びるんだ」「私も欲しいけど高級すぎる……」など、地元仙台の特産品PRに貢献した羽生選手へ感嘆のコメントが相次いだ。

「夏を迎えても止まらない“羽生フィーバー”ですが、アスリートの活躍が商品の売り上げにつながった例は過去にもあります。2006年の夏の甲子園で優勝投手になった斎藤佑樹投手(30)は、“ハンカチ王子”の愛称で親しまれ、ハンカチ業界に旋風を巻き起こしました。百貨店では、ハンカチの売り上げが大幅にアップし、ハンカチメーカーの株価が急上昇するほどの社会現象になっていましたね」(情報誌ライター)――羽生選手の活躍から目が離せない!

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