■安倍晋三首相と自民党本部で対談した際も…

 本田のサイドビジネスについては、本誌前号でも伝えた通り。現役サッカー選手がスポーツ賭博ビジネスに投資をし、代表内で批判されているという。さらに、日本代表の内情をよく知る、あるサッカー関係者は「W杯前に“ロシア(W杯)が終わったらビッグビジネスをしましょう”と、ある企画をもらった。その段階で、すでに引退後のことに目が向いているんだなと感じた」と証言する。

 ところが――。本田を知る別のサッカー関係者は、「サイドビジネスはあくまでも手段と言わんばかりに、引退後の“2つの目標”を周囲や複数のビジネスパートナーに明言している」と言うのだ。

 現役時代に資金を調達し、そして引退後に本田が真剣に目指すもの、その一つ目が、驚くことなかれ、“海賊”になることだという。「以前、本田やサッカー仲間の間で将来の夢の話になったんですが“僕は海賊船を買って、海賊になりたいんです”と語ったんです。海賊をモチーフにした人気漫画『ワンピース』の主人公のような自然体で生きていくのかと思ったら、なんと約十億円もする海賊船についてビッグな説明を受けたんです。他のビジネス関係者にも熱心に説明していましたから、本気なんだと驚きました(笑)」(前同)

 常に世界トップを公言しただけに、“海賊”でも狙うのは“海賊王”なのか!? しかし、2つ目の“目標”は、それ以上に壮大だ。「本田は、以前から本気で将来的な政治家への転身を考えていたようです。彼は国内外で多くのサッカースクールを経営し、夢や教育の大切さを事あるごとに説いていますが、その側面には、政治家転身の際のアピールポイントにする狙いがあると思われます」(同)

 実は本田は、2016年7月に、安倍晋三首相と自民党本部で対談。このときは世界の貧困層の子どもたちについて話をしたとしたが、その後の会見で政治への興味を尋ねられると、「本気で一度、政治家になろうということを考えたは考えた」と語っていたのだ。「本田が本気で政界に出馬するとなれば、多くの獲得票を狙えますから、自民党としても喉から手が出るほど欲しい存在と言えます。実際、安倍首相との対談時にも、将来的な自民からの出馬を打診されたのではと、永田町でも話題になりましたから」(政治部記者)

 純粋なスポーツ選手からの政治家転身の例となると、橋本聖子氏の自民党参院会長や馳浩元文科相など、その活躍は限定的。しかし、かつて世界的名門・ACミランで背番号10を要求したように、本田の視線の先は内閣総理大臣だと噂される“超ゴーマン”と言われるほどにポジティブな性格ですから、周囲の観測はお構いなし。やはり本田が目指すとなれば、日本政界のトップである総理大臣の座しかないでしょう」(同)

 W杯で“戦犯”とされた本田の野望はビッグマウスで終わるのか、はたまた有言実行となるのか。注目だ。

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