宝くじ「幸運の女神」計良麻里加さん
宝くじ「幸運の女神」計良麻里加さん

 人間、最終的に必要なのは、なんだかんだで運なのだ!「三国一の名峰」の霊力にあやかり、目指せ億万長者。

 世界遺産に登録されて、今年でちょうど5周年となる富士山。今年は、さらに例年より早く梅雨明けしたこともあり、7月の山開きで登山客が早くも大量に押しかけている。宝くじアナリストの山口旦訓氏が力説する。「不思議なことに、全国のツキがある宝くじ売り場に赴けば、近くに“ご当地富士”を見かけることが多いんです。やはり富士山は霊験あらたかなのでしょう。現在発売中のサマージャンボの賞金額は、1等・前後賞合わせて7億円ですが、この名峰の霊力にすがるのも一つの手でしょうね」

 というわけで、富士山パワーでドッカンと来そうな、「奇跡の大当たり売り場」を厳選。その中でも注目の売り場を、ご当地富士と絡めてお届けしよう。

 まずは北海道石狩市の『花川ビッグハウスCC』から。この売り場が注目されるのは、2016年のグリーンジャンボで1等・前後賞6億円、年末でも1等後賞1億5000万円を、立て続けに出したから。聞けば、この売り場近くには、その名も「黄金富士」(黄金山・719メートル)が鎮座ましましているというではないか。実際、昔は金が採掘されていたという。

「地元ではハイキングなどで親しまれている山です。来年はウチの売り場がオープンして20年の節目ですし、そろそろまたドッカンといってほしいです」(売り場責任者) この店は、07年年末でも2等1億円が出ているので、ご近所さんは要チェックだ。

 お次は、秋田県由利本荘市の『本荘中央CC』。こちらも10年年末に2等1億円が出て以降、しばらく沈黙していたが、16年年末にミニ1等1億円がドッカンと出た。こちらにあるのは、「出羽富士」の名で知られる鳥海山(2236メートル)。日本百名山の一つでもある。

「山頂に雪が積もった姿が富士山そっくり。この名峰のパワーにあやかり、いつも宝くじを購入した方にはサービス袋をお渡ししているんですが、今回は出羽富士のシールをおつけしています」(売り場責任者) 16年年末ジャンボでは、市内の別の売り場からもミニ1等1億円が出ている。まさに、ご当地富士の霊験では?

 お次は群馬県高崎市へ。同市の『群馬町とりせんCC』は県を代表する実績がある売り場で、中でもピカ一は07年年末の1等・前後賞3億円が2本の大快挙。その後も12年ドリームで1等・前後賞1億1000万円が2本も出ている。

「売り場の真ん前に、“榛名富士”(榛名山。1391メートル)が見えます。2~3年前からは、群馬の“馬”に引っ掛けて、売り場の窓口に金の蹄鉄をラッキーアイテムとして置きました」(売り場責任者) 榛名富士と金の蹄鉄のダブル効果で、またドッカンと行くか?

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