■恋愛に奥手な岐阜や奈良
これとは反対に、恋愛に奥手で性格も内向的なのは、岐阜や奈良の女性。「山陰の島根や鳥取もそうで、特に島根県の出雲地域の女性は、従順で夫を立てる大和撫子タイプが多いんです。出雲の男性は外で飲んでも運転代行を頼まず、奥さんに迎えに来てもらう人が多いとか」（矢野氏）
北陸の福井、石川、富山の女性もマジメで不倫に拒否反応があるが、好きになると一途になる面がある。石川県では、今年春、老舗呉服屋の美人奥様（５０代半ば）が“失踪”する事件があったという。「呉服屋のご主人が“女房は浮気など絶対しない。誘拐されたか、遭難したに違いない”と言い張るので、商店街総出で探し、捜索願まで出したんです」
こう声を潜めるのは近所の商店主。ところが“失踪”して１週間後、おかみさんがひょっこり帰ってきたという。「奥加賀の温泉で男と一緒にいたらしくてね。最初は１泊の予定だったけど、１週間も居続け、帰ってくるとダンナに“彼と一緒になるから別れてくれ”と迫ったそうです」（前同）
遊びだった不倫相手はそれを聞いて逃げ出し、今は呉服屋も店を閉めてしまったという。「おしとやかで、浮気なんかしそうもない奥さんだったけど……。怖いよねえ、マジメすぎる奥さんてのも」（商店主）
逆にさばけた奥さんが多いのは、かかあ天下で有名な群馬。関西では大阪、兵庫。中国四国では広島、徳島、高知。九州では福岡といわれる。「これらの県の男（夫）が遊び好きなんです。だから、女（妻）がしっかり者になるってわけでしょうね（笑）」（矢野氏）
宮崎の男性は人が良く、のんびり屋が多いとされる。クルッとした目が愛嬌たっぷりの笠井優美さん（３７）の夫も、まさにそんな男性だという。「家族思いで、いつも、のほほんとしてね。お金のことにも無頓着なの。亡くなったおじいちゃんの離れを改造してアパートにしたのも私なんです」
そこには大学院生を住まわせているが、この店子と１年ほど前から、ただならぬ関係になったという。「夫は気がついちゃいませんよ。頭にあるのは釣りのことだけだもの（笑）」 男の部屋に行くのも夫が夜釣りに出かけたときだという。
自分の妻にするなら山口、奈良、鳥取。遊ぶなら北海道、静岡、宮崎でしょうか。以上、ご参考までに！
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