■子どもも大人も一緒に食べられるカレーが第1位

 そして第3位(9%)は、またもやエスビー食品から「ゴールデンカレー」がランクイン。同製品は1923年にエスビーの創業者である山崎峯次郎氏が作り出した国産初の純カレーがルーツ。「スパイシーで香り高い本格的なカレー」というコンセプトのもと、35種類のスパイスとハーブ、厳選された食材を絶妙なバランスで組み合わせ、調和のとれたふくよかな香りとおいしさを実現している。

 第2位(12.5%)は、ハウス食品の「こくまろカレー」。96年に生まれたロングセラーブランドで、「2種類のルウを混ぜ合わせるとより美味しい」という主婦の声をヒントに、当時は珍しい、異なるカレーソースをブレンドした新しいタイプの商品が出来上がった。「こく」と「まろやかさ」が売りで、それをストレートに表現したネーミングもユニークだ。

 そして、ぶっちぎりの第1位(26%)は、「りんごとハチミツとろ~り♪」のコマーシャルでおなじみ、ハウス食品の「バーモントカレー」だった。発売されたのは63年のことだが、その頃、辛いカレーは大人の食べ物で、100%国産りんごペーストと風味豊かな蜂蜜入りの商品は、チャレンジングな試みだった。当初は販売店から「甘いカレーなんて売れるはずがない」と猛反発を受けたという。ところがCMや店頭での試食宣伝により、数か月後には爆発的なヒット商品に。10年後の73年には西城秀樹さんのCMもスタートし、「ヒデキ、感激!」の名キャッチコピーが生まれた。「子どもも大人も一緒においしく食べられるようにしたい」という思いで生まれた商品が、それを見事に実現したかたちだ。

 ちなみに今回のアンケートでは「選ぶ辛さ」についても聞いている。中辛を選んだ人は53.5%と半数以上、次いで甘口が24.5%、辛口が22%という結果だった。これは子どもの年齢などでも変わってきそうだが、家庭で使う場合は、中辛が幅広い世代にマッチするということだろう。スパイスの効いたカレーは、食欲増進にも効果的。今夜の献立に、カレーはいかがだろうか。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

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