2週間で1.7キロ減、50手前のオヤジがグルテンフリー生活に挑戦の画像
2週間で1.7キロ減、50手前のオヤジがグルテンフリー生活に挑戦の画像

 雑誌『週刊新潮』の記事がヒットしたあおりで、最近の週刊誌界隈は、「食べてはいけない食品」系の記事で賑わっております。やっぱり、自分の食う物は気になりますもんね。若い頃はともかく、50歳にもなろうとすればどうしても体にガタがくるので、皆さん、ちょっとは気をつけてみようと思うようになるものです。

 だからというわけではありませんが、50歳を手前にしたぼく(コラムニスト・中井仲蔵、1968年生まれ、本職は会社員、独身、長男)もウワサの「グルテンフリー」に挑戦してみることにしました。

「グルテン」というのは、(ぼくもつい最近まで知りませんでしたが)小麦粉に含まれるタンパク質のことです。花粉だの甲殻類だのと同様、このグルテンを摂取すると、アレルギー反応を示す人がよくいらっしゃるそうで、具合が悪くなっちゃうんだとか。

 セルビアのテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手がその代表。この人はどうやら小麦アレルギー体質だったようで、グルテンフリーの食事にしたところ、体調不良が治って、それまでパッとしなかった成績がぐんぐん伸び、なんと4大大会で優勝するまでになったのだとか。こないだもウインブルドンで優勝してましたね。効果があったんでしょう。

 じゃあ、数年前に花粉症デビューしたものの、他にはさほどアレルギーのないぼくがグルテンフリー生活をおくったらどうなるのか。

 お友達にグルテンフリー生活をおくっている美人ヨガ講師がいるので、さっそく聞いてみました。類は友を呼ぶ、というわけでもなさそうですが、その方はお友達にも小麦粉アレルギーの人がいらっしゃるみたいで、いろいろデータを取ってるんだとか。

「私の周りの人たちは、肌のくすみが薄くなって、血やリンパの流れが良くなり、腸の環境も改善されたって言ってますね。だいたい2週間くらいで効果が現れるみたい。2キロくらい体重が落ちて、体の柔軟性が増し、気分面でもハッピーになる感じという声が多いです」

 とのことでした。今のところ、グルテンフリーは科学的に「体にいい」と実証されてはいないものの、あのレディー・ガガも試すなど、いろんなところでジワジワと人気が高まっている健康法みたいです。

 一生、粉モノを食べられない人生はちょっと耐え難いですが、2週間ぐらいならなんとかなりそう。ということで、とりあえず2週間限定で、小麦粉抜きの生活を始めて見ることにしました。

 いい年して、「嫁なし、家なし、借金なし」の三無い主義のぼくなので、当然メシを作ってやる相手もなく、面倒なので三度の食事はほぼ外食です。

 朝は手軽なものでいつも済ますのですが、グルテンフリーだと、調理パンやサンドイッチなど、パンの類はすべてダメ。クラッカーやビスケットなども食べられません。ただし、「炭水化物抜きダイエット」とは違うので、米はいくらでも摂取してもいいのが利点です。

 梅干し、おかか、ツナ、鮭、はては牛肉カルビまで、コンビニで売っているおにぎりの類はだいたいOKでした。家で食べる人も、ご飯と味噌汁、納豆、焼海苔、炙った魚……などなど、いわゆる「旅館の朝ごはん」だったら問題なくいけると思います。

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