「学校の怪談」不動産業者やスクールカウンセラーも証言する本当の恐怖の画像
「学校の怪談」不動産業者やスクールカウンセラーも証言する本当の恐怖の画像

 学校という場所は、とかく不可解な事件や事故が起こる場所。それに尾ひれがついて、その学校独自の怪談や都市伝説となり、いつしか、まことしやかに語られるようになる。あなたが通っていた学校にも、一つや二つ、そんな怖い噂があったはずだ。それにしても、学校という場所に、こんな怪しい影がつきまとうのはなぜ?

「もともと学校は明治時代に学制改革が行われたときや、戦後のベビーブーム時に数多く建てられました。その際、土地代を安くしたり、広い場所を確保するために墓地や沼地を埋め立てたような地点など“いわく”のある場所に建てられていることが多かったそうです」(都内不動産業者)

 どこの学校にでもある「この学校の場所は元墓地だった」なんて噂は、あながち間違ってはいなかったのだ。もし、学校を建てる際に、墓地を壊したことにより妙な因縁を生んでしまうこともないとは言えない話だ。さらには、学校という、一定の年齢層の子どもたちが集う場所という特殊性も、学校に妙なものを呼び込んでしまう原因となる。

「少年や少女は、とかく精神が不安定になりがちです。そんな子たちが集まると集団でヒステリーやパニックを起こしやすいんです。人によっては、そういう状態を“霊に憑かれた”という人もいるんですが……。もちろん、私たちは表だって、そんな非科学的なことは言いませんが、中には明らかにオカルト的な事例もあるようです」(小中学校でスクールカウンセラーをしている女性)

 実際に2013年には兵庫県の県立高校で、女子生徒が多数、パニック状態に陥り、結果的に20人近くの女子生徒が病院に搬送されるという事件が起きた。生徒の証言によれば、最初に体調不良を訴えた女子生徒は“霊感が強い”といわれていたという。他にも14年には福岡県の私立高校でも、女子生徒が授業中、突然、叫び声をあげてうずくまり次々と十数人が連鎖的に同じような症状を起こしたという、兵庫で起きたものと同様の事件が起きている。

 もちろん、これらの事件は公には思春期特有のパニック症状として扱われた。しかし、一部の心霊研究家や、事件の舞台となった学校の生徒たちのSNSなどでは、この一件の原因として悪霊の関与を示唆する発言も多く見られたのも事実。「学校には、妬み、そねみ、嫉妬、色欲など様々な感情が渦巻き大きなエネルギーになっています。そのため、そこには良いもの悪いものも含めた様々な霊が引き寄せられてしまうんです」(心霊現象研究家)

 学校で起こる数々の怪現象。その裏にあるのは、土地に憑いた何かなのか? それとも少年や少女たちが呼び寄せる何かなのか? それとも、ただの集団パニックやヒステリーなのか? 理由はいろいろ考えられるが、ただ間違いないのは学校は特殊な磁場を持ち、様々なものが集まってきてしまう場所だということだ。

 子どもや、もしくは身近な人が通う学校には、恐ろしい噂はないだろうか? もし、あっても、くれぐれもそれを確かめたりしないよう注意したほうがよいだろう。取り返しのつかないことが起こってしまっては遅いのだから……。

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