酒井法子
酒井法子

 時は流れ、若い頃に憧れたカワイ子ちゃんも今や熟女。実は最近、そんな彼女たちと身近に接することができる場がグッと増えている。60年代から80年代まで、アイドル、スターに逢いに行く具体的手段を、ここに一挙紹介!

 今から10年ほど前に、AKB48が大ブレイクを果たした要因の一つに、「会いに行けるアイドル」というコンセプトがあった。専用劇場で小規模ライブを連日開催し、CD購入特典として握手会を実施する戦略が大当たりしたのだ。そして、これに競合グループも追随することで、アイドルは身近な存在になっていった。実は、この現象は10代、20代の現役アイドルに限った話ではない。今は、昭和のニッポンで輝いたアイドルたちにも、逢いに行ける時代なのである。「ファンサイトやSNSを通じて、今でも熱心なファンが存在することを、元アイドル側が認識したことが背景にあります。今は、ネットを経由してファンにダイレクトに情報を届けられるので、観客との距離が近い、小規模なライブやイベントを開く機会が増えていったんです」(芸能プロ関係者)

 たとえば、2010年代に、次々にデビュー40周年の節目を迎えている70年代アイドル。彼女たちは現在、ライブ活動に積極的だ。『まちぶせ』のヒットで知られる石川ひとみ(58)も、その一人。78年デビューの彼女は今年、35年ぶりに『わたしの毎日』というオリジナルフルアルバムをリリース。また、ライブやファンイベントを何度も開催している。

「還暦に近い年齢ですが、ルックスはアイドル時代のまんま。ファンを失望させることはないでしょう」(スポーツ紙記者) 10月7日(日)にはTOKYOFMホールで、40週周年の集大成的なコンサートを予定している。

 77年に歌手デビュー。テレビドラマ『コメットさん』(TBS系)で、お茶の間の人気者になった大場久美子(58)も時折、ライブ活動を展開している。「彼女もキュートな魅力は変わらずですね。アイドル時代から40年たったとは思えません」(前同)

 7月26日には都内で、親しい林寛子(58)や、ものまねタレントとコラボした『夏の祭典昭和アイドル歌謡ショー』というライブを行ったばかり。その林寛子は『みずいろの手紙』のあべ静江(66)と、9月7日(金)に東京・蒲田で『しーちゃん・かんこのみんなで歌いましょ』なるイベントを開催する。「この2人は今や貫禄十分。毒舌マシンガントークを楽しめるでしょう」(前同)

 78年にデュエット曲『カナダからの手紙』を大ヒットさせた畑中葉子(59)は今年、40周年記念アルバム『ラブ・レター・フロム・ヨーコ』を発売。「これは亡き恩師・平尾昌晃の楽曲を、円熟味を増した今の彼女が歌うという、ファンには感涙ものの内容です」(音楽関係者)

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