小栗旬
小栗旬

 大河ドラマ西郷どん』の視聴率が伸び悩んでいる。そんな記事をよく目にするが、これから『西郷どん』はどんどん面白くなるはず。実は小栗旬(35)が演じる坂本龍馬だけが見どころじゃない。もっと注目すべき俳優がいるのだ。まずは、先週の放送を振り返ってみよう。

 禁門の変で右足を負傷した西郷吉之助(鈴木亮平/35)。焼け出された京の街で、一橋慶喜(松田翔太/32)の妻、ふき(高梨臨/29)と再会し、京が戦場となったことにあらためて胸を痛める。

 その頃、慶喜は、小松帯刀(町田啓太/28)らに長州を征伐するよう勅令を発した。後に、慶喜は吉之助に、勝海舟(遠藤憲一/57)を説得し、海軍を出動させるよう命じる。そこで吉之助は大阪に向かい、坂本龍馬と運命の出会いを果たす。吉之助は勝の「もう、幕府なんざ見限るこった……」という言葉に衝撃を受けるが、長州征伐を進める。そして中村半次郎(大野拓朗/29)らを長州に潜入させる……という展開だった。

「勝と龍馬」というサブタイトルの通り、勝海舟、坂本龍馬と大物が続々と登場した回だったが、今回注目したいのは、小松帯刀を演じている町田啓太だ。彼は『西郷どん』で、さらにブレイク必至! というのも、薩摩ものの幕末大河では、小松帯刀は超重要な役どころなのだ。2008年、宮崎あおい(32)がヒロインを務めた大河『篤姫』では、『西郷どん』にも出演している瑛太(35)が小松帯刀を演じたように、注目俳優が起用されてきた。この大役に、劇団EXILEで、すでに高い人気を誇る町田が当てられたのだから、話題にならないわけがない。

  1. 1
  2. 2