『半分、青い。』草太役・上村海成の独特すぎる個性に注目!の画像
※画像はNHK『半分、青い。』番組公式サイトより

 ヒロインの鈴愛(永野芽郁/18)が出産したら、あっという間に5年が経過してまさかの離婚! このところの連続テレビ小説半分、青い。』(NHK)は展開の早さ自体がネットニュースになるほど、話が一気に進んでいる。それもあってか、再び鈴愛が故郷に戻った岐阜編では、新キャストたちに注目が集まっているようだ。ここではまず8月4日の放送回を振り返ろう。

「カンちゃんをよろしく」という涼次(間宮祥太朗/25)の言葉から、鈴愛は涼次の離婚への決意が揺るがないことを知り、申し出を受け入れる。光江(キムラ緑子/56)たち3オバは、鈴愛とその娘、花野(山崎莉里那)との別れを惜しむ。そして岐阜に着いた鈴愛たちが目にしたのは、なんと実家であるつくし食堂の行列光景。一方、家に舞い戻った鈴愛の姿を見て、楡野家の面々は言葉を失い……という展開だった。

 鈴愛が実家に戻ったことで、再び岐阜に舞台が移った。ここ数年(視聴者的には数週間)で一気に年をとった仙吉役の中村雅俊(67)や、鈴愛の両親を演じる松雪泰子(45)、滝藤賢一(41)といった演技派俳優たちからも目が離せないが、ここはヒロインの弟、草太役の上村海成(21)に注目したい。草太はいつでも冷静沈着で、家族に対して慈愛の心を持つ好青年というキャラクターなのだが、上村は21歳とは思えない落ち着いた雰囲気で見事に演じている。この若さにして“地味ながら独特の存在感”を示している上村は、なかなかの演技派といえるだろう。

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