宮崎あおい
宮崎あおい

 “大河ドラマ”といえば、1963年からNHKが放送し続けている、日本を代表するテレビドラマシリーズだ。これまで数々の名作が生み出され、大河の出演をきっかけにブレイクする俳優も少なくない。日曜日の夜、みんなそろって見ているという家庭もあるだろう。

 現在放送されている『西郷どん』は、林真理子原作、中園ミホ脚本、鈴木亮平の主演で、好評を博している。『西郷どん』は大河ドラマ放送から57作目になる。そこで10代から50代の男女200人に、1999~2018年の過去20年間に放送された大河の中で「最も好きな作品」を聞いてみた。

 まず第5位(7.5%)に選ばれたのは、福山雅治が主演を務めた、2010年の『龍馬伝』だった。これはオリジナル作品で、平均視聴率18.7%、最高視聴率24.4%を記録、1968年放送の『竜馬がゆく』以来の坂本龍馬が主人公の大河ドラマだ。福山は、髪を伸ばしたり、日焼けしたり、体を鍛えるなど、役作りに務めた。

 この作品を選んだ人からは「キャスティングや音楽、映画みたいな作りこみがよかった。福山雅治がよくはまっていた」(51歳/男性)、「脇役の俳優陣の演技がよかった」(43歳/女性)、「いい意味で濃い福山の顔と、しっかりしていそうな一方で自由奔放なキャラが、坂本龍馬に通ずるものがあり、はまり役だった」(26歳/男性)といった評価が見られた。

 続く第4位(10.0%)は、現在放送中の『西郷どん』がランクイン。役作りにストイックなことで知られる鈴木亮平が主演。他にも松坂慶子や風間杜夫といったベテランから、瑛太関ジャニ∞錦戸亮小栗旬といった中堅、ドランクドラゴン塚地武雅劇団ひとりなど、豪華な出演陣もポイントだ。「西郷どんの演技が素晴らしい」(44歳/女性)という鈴木への声や、「知られていないストーリーがある」(46歳/男性)、「演者さんが面白い」(25歳/男性)という声もあり、キャスティングと脚本への評価が高かった。

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