■命の危険も!「夏のドライブ」激ヤバ実態

 異常な暑さに見舞われた今年の日本列島。各地で暑さによる被害が出ているが、その危険性は意外にもドライブ中の車内も同様だ。まず挙げられるのが、エアコンの使用による車内の乾燥と輻射熱のW攻撃だ。

 輻射熱とは、空気に関係なく遠赤外線によって直接伝わる熱のことで、いくら車内をエアコンで冷していても、実は体は暑さを感じている。その暑さで出る汗は、車内の乾燥によってたちまち蒸発。自分で気がつかないうちに、水分は体内から放出されている。しかも、渋滞時には水分を控える人も多く、この状態が続くことでエコノミー症候群や脱水症状を引き起こす可能性があるのだ。

 また、“少しくらいなら”と、エンジンを切った状態で同乗者に乗ってもらった経験はないだろうか。この夏にJAFが実施したテストによると、気温35度の中でエアコンを切ると、わずか、その15分後に人体に危険を及ぼす車内空間になり、1時間後には50度に達したのだ。しかも、サンシェードを使用したとしても、この結果に変わりはなかったという。快適に感じる車内であっても、暑さ対策はしっかりと行ってほしい!

※IC=インターチェンジ、TN=トンネル、JCT=ジャンクション、BP=バイパス

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