田中圭
田中圭

 8月7日、吉岡里帆(25)の主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)の第4話が放送され、田中圭(34)演じる京極大輝係長の“ツンデレ”ぶりが、視聴者を魅了したようだ。

 同ドラマは、区役所の生活課に配属された、新人公務員の義経えみる(吉岡)が主人公。新人ケースワーカーのえみるが、生活保護受給者たちに寄り添い、苦悩しながらも成長していく物語だ。

 第4話では、えみるの同期である新人ケースワーカーの七条竜一(山田裕貴/27)が、生活保護を受給中のシングルマザー、岩佐朋美(安達祐実/36)を担当。彼女は夫のDVが原因で離婚したが、6歳の娘を育てながらも働く意思を見せていた。

 しかし、突然朋美と連絡がとれなくなり、街で偶然出会ったときにも、朋美は七条を無視して去ってしまう。そのことを職場で報告すると、上司の京極係長(田中)は「これ以上連絡が取れないようなら、保護打ち切りも考えるように」と冷たい態度で突き放した。

 その後、何かを思い悩む朋美に対し、七条は再就職を急かしたり、強引に精神科への受診を勧めるなど、精神的にどんどん追い詰めてしまう。母子家庭育ちの七条は、自分の母親ができたことは、朋美にもできると思いこんでいたが、その行動がことごとく裏目に出た。

 そんなとき、七条に京極係長が「君みたいな新人が、そう簡単に利用者の性格をつかめるわけもない」と言い切ると、七条は「自分は、岩佐(朋美)さんの性格をつかんでいます」「自分が一番分かっています」と反論した。

 すると京極係長は、「俺が子どもの頃、朝昼晩働いてた母ちゃんが、体壊して仕事休んで、1週間家にいたんだ」と、突然自分の過去を語り出す。

 京極係長は「母ちゃん苦しんでるはずなのに、俺は一緒にいられることがうれしくってさ」「ふだん忙しくて相手にされない母ちゃんと、ゆっくり話せるときのうれしさ。その気持ち、君なら分かるだろ?」と優しく語りかけた。

 そして七条に向かって「今君が、岩佐さんの気持ちにならなくて誰がなる」「誰よりも母親の気持ち、分かってるはずだろ」と助言。この言葉を聞いて、目に涙を浮かべた七条は、京極係長に一礼して、すぐに朋美に連絡。留守番電話に「今は頑張らないでほしいです」と伝言を残し、この七条の言葉が、精神的に限界を迎えていた朋美を救った。

 京極係長が、一度は突き放しながら七条に送ったアドバイスに、多くの視聴者が感動。ネットでは「京極係長ステキ!」「実はめちゃくちゃ心配してる係長、最高かよ」「京極係長がたまらない。こんな上司いたらヤバイな」「係長の不器用な優しさ、ほんと好き」など、憎まれ口を叩きながらも部下を心配する京極係長の優しさに、多数の称賛コメントが上がった。

「今回の、京極係長が七条に助言を送るシーンの後にも、田中圭ファン必見のシーンがありました。実はこのシーンでの2人のやりとりは、別のケースワーカーの半田明伸(井浦新/43)に見られていました。七条が去った後、京極係長の前に現れた半田は“係長だから七条くんを動かせたんですね”とつぶやいて出ていきましたが、京極係長は、恥ずかしそうに複雑な表情を見せ、視聴者からは“優しいとこ見られて照れちゃう係長かわいい”という声も上がっていましたね」(テレビ誌ライター)――今後も田中圭演じる京極係長の“ツンデレ”シーンに期待!

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