綾野剛
綾野剛

 7月18日に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に初出演した俳優の綾野剛が、番組後半、黒柳徹子から結婚について聞かれ、「したいなと思っています。けど、本当に仕事が好きなので、仕事が結婚相手にならないようになればいいけどなと思います」と返答し、「どんな人がいいと思いますか?」と黒柳に逆質問。黒柳は「明るい人。面白くてお料理上手な人」「探そうと思わないと結婚なんてできない」と綾野にアドバイスを送った。一方、黒柳が「私だって結婚してないけど」と言うと、綾野は「徹子さんは国民の奥様ですから」とさらりと述べ、これに黒柳は「何をおっしゃいますか」と笑みを浮かべた。

 この「徹子さんは国民の奥様」というフレーズがネット上で話題となり、「人たらし力ハンパない」「名言」「感心した」など称賛の声が殺到したが、綾野剛の“名言”はこれだけではなかった。

 綾野が主演を務めた、2014年公開の映画『そこのみにて光輝く』について、「作品に愛された」と発言している。撮影時は一心不乱に演じていただけだったが、作品の出来を見て「映画が僕たちを愛してくれた」と思ったという。そんな気持ちになることは滅多にないが、この映画に関しては、脚本を数行読んだところで、出演しようと思ったそうで、そのときの心情を「3行ほど読んだときに風が吹いた」と表現している。 

 俳優として知名度が上がるほど、注目度は上がり、窮屈なものだが、綾野はそうした状況に窮屈さを感じないという。その理由は、「芝居しているときしか生きている実感がない」からだと、以前雑誌のインタビューで答えている。綾野剛にとっては、さまざまな作品で役を演じることこそ、生きていることを感じられる瞬間らしい。

 さらに、「愛は許すこと」という名言も残している。男女の愛だけでなく、すべての愛について物事を受け入れて許すことが大事だと思っているそうで、愛は「楽しいことなんて、0.5割」「あとの9.5割はキツいことしかないと思う」との発言もしている。愛は人を豊かにする一方、苦しめたりもするからという持論のようだ。

 15年公開の映画『ピース オブ ケイク』の舞台あいさつでの、綾野の“神発言”も話題になった。客席で赤ちゃんが突然泣き出し、共演者たちがあやすも、まったく泣きやまない中、綾野は「赤ちゃんは泣くことで会話していますから」と一言。これに、客席からは拍手が沸き起こった。

 現在、ドラマ『ハゲタカ』(テレビ朝日系)で、冷酷ながら熱い信念を持ったビジネスマンを演じている綾野。今後は演技力だけではなく、その発言にも注目だ。

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