田中圭
田中圭

 8月21日、『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)の第6話が放送。田中圭(34)演じる京極係長の不器用な激励シーンが、女性視聴者のハートをつかんだようだ。

 同ドラマは、区役所の生活課に配属された、新人ケースワーカーの義経えみる(吉岡里帆/25)が、生活保護受給をとりまく厳しい現実と向き合いながら、成長していく物語だ。

 前回の放送で、えみるは生活保護を申請してきた青年の島岡光(佐野岳/26)を担当。うつ病であること以外、多くを語らない島岡だったが、彼には総合病院の院長を務める父親がいることが分かった。

 えみるは、親族の援助が可能かを確認する扶養照会を行おうとするが、島岡はかたくなに拒否。やむなく京極係長(田中)は、えみるに扶養照会を強行するように指示した。

 このことで、行方不明だった息子の所在を知った島岡の父は、すぐに上京。しかし、島岡は父が来ることを知って逃亡し、駅のホームで自殺を図った。

 そして今回の第6話で、病院に運びこまれた島岡は、幸い一命を取りとめた。さらに島岡は、幼い頃から父親に性的虐待を受けており、そのことが原因でPTSDを発症していたことも分かった。

 京極係長とえみるは、病院で島岡と面会したが、今回の一件でえみるはケースワーカーとしての自信を喪失してしまう。病院からの帰り道、えみるは「私、これ以上背負いきれないです」「人を傷つけるのが怖いです……」と、京極係長に弱音を吐いた。

 その後、島岡の生活保護受給が認められると、京極係長は「ラ……ランチ食べた?」と、唐突にえみるを食事に誘う。喫茶店に入ってからも京極係長は挙動不審な様子で、「あっ、何でも好きなもの食べていいよ。ハンバーグでもステーキでもカツ丼でも……」と勧めた。

 えみるが「カツ丼はないです」と冷静にツッコむと、京極係長は「えっ、そう?」と動揺し、黙々と食事を続けた。

 終始無言の京極係長に、ついにえみるは「どうしたんですか?」と質問。すると京極係長は「あぁ……いや、今回のことは、きつかったと思う」と、島岡の件について語り出す。

 さらに京極係長は「だけど、こんなことばかりじゃない。だから、う~ん、一人で背負わないで、もっと……頼っていい」「まあ、そういうことだから」と、たどたどしい言葉でえみるを激励した。

 京極係長の、そんな不器用な励ましのシーンに、視聴者は大興奮。ネットでは「京極係長がかわいすぎてしんどい!」「バリバリの仕事人なのに、口下手ってところが萌える」「なんてかわいいの! なんなの! ドキドキするじゃん!」「あの口下手な京極さんに惚れてしまう」「シャイな京極係長、素晴らしい」など、いつも厳しい上司が見せた意外な優しさを見て、歓喜するコメントが続出していた。

「同ドラマでは、これまで井浦新(43)演じる、常に優しい先輩の半田明伸とは対照的に、仕事にシビアな京極係長という関係性でした。しかし、回を追うごとに、田中圭演じる京極係長の“不器用な優しさ”が伝わる、ほほ笑ましいシーンが増えてきましたね」(テレビ誌ライター)――ふだんとのギャップがたまらない!

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