山口達也
山口達也

 TOKIOを脱退した山口達也が、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に出演しなくなって半年超。2018年6月24日放送の同番組では、4人全員で「DASH島」を開拓する企画に挑戦したが、山口がいない穴が大きかったのか、作業は難航。番組のナレーションが「これ以上メンバーが減っては困る」と嘆いたほどだった。

 そんな山口といえば一級小型船舶免許と潜水士の資格を有し、持ち前の器用さとバイタリティあふれる行動力で、TOKIOの中でも唯一無二の存在。『鉄腕ダッシュ』では、常に主力メンバーとして活躍をしていたのは誰もが認めるところだろう。そこで今回は、山口達也が同番組で成し遂げた偉業の数々を振り返りたい。

■山口達也が確保した絶滅危惧種

 2015年9月の放送で、鮎を探して多摩川を捜索していたとき、山口は東京都の絶滅危惧種に指定されている“スナヤツメ”という魚を捕獲。これには同行していた専門家のほうが「大変な話ですよ!」「図鑑でしか見たことない」と大興奮。山口はその貴重なスナヤツメをもとの川に放流し、「もう一生見られないかも」と別れを惜しんでいた。

 ちなみにその後の放送でも、たびたび山口は希少な生物を捕獲している。2016年4月の放送では、東京湾の深海で幻のサメと呼ばれる“ゴブリンシャーク”を捕獲。同年5月には、多摩川で東京都の絶滅危惧種の“スッポン”と、“ニホンウナギ”を発見。そして2017年5月の放送では、4億年前から存在するという古代サメの“ラブカ”の捕獲に成功した。これだけ多くの希少生物に遭遇している山口は、尋常ならざる強運の持ち主なのかもしれない。

■博物館が山口達也製のモリの提供を依頼

 2017年10月の放送でカツオ釣りに出かけた山口は、スタッフを含めて5人がかりで巨大ザメを釣り上げる。その体長は約3メートル、重さ130キロというヨシキリザメを船に引き上げたが、そのとき山口は凶暴なサメに吹き飛ばされて転倒するほど、緊迫した捕獲シーンだった。

 そして山口は、そのヨシキリザメの歯を用いて、縄文時代に使われていた“モリ”を自作。完成したサメの歯のモリを持って、山口は実際にタコやエイを捕獲することにも成功した。するとその後、横浜市歴史博物館から正式な依頼が届き、山口が作ったモリは、「サメの歯の漁具」として博物館に展示されることになった。

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