山口達也
山口達也

 ジャニーズ事務所所属の風間俊介(35)が、10月より日本テレビ系の朝の情報番組『ZIP!』の総合司会に起用されることになった。これまで数々の不幸なスキャンダルを生んできた同番組だけに、ある心配の声が業界内で上がっている。

「『ZIP!』は、5月に強制わいせつ容疑で書類送検され、ジャニーズ事務所を退所した元TOKIOの山口達也が、月曜日と水曜日のメイン司会を務めていた番組。山口は今年4月、騒動のあとに番組を降板しましたが、その司会の枠は“空席”となっていました。先日、『週刊女性』(主婦と生活社)がその後釜に風間が就任すると報じましたが、そうなると聞いています。番組としても、山口のイメージを払拭するためにも、現在ブレイク中の風間がやってくれるのは万々歳でしょう」(日テレ関係者)

 日テレにはメリットだらけの今回の風間俊介の『ZIP!』新司会就任。だが、これにはジャニーズサイドの思惑もあったという。

「というのも、山口以降も、NEWSメンバーらのスキャンダルが続いたジャニーズとしては、なんとしても朝の顔を作って、世間からの評価を挽回したいという思いがあったんです。今年3月に『あさイチ』(NHK)から、国民的人気を集めていた井ノ原快彦(42)も卒業してしまいましたから、“第二のイノッチ”を立てるタイミングをずっと画策していたようなんです」(前同)

 山口の後を引き継いで、『ZIP!』の司会を担当するという風間俊介といえば、“ジャニーズの異端児”。どのグループにも属さず、俳優として独自の地位を確立したタレントなのだ。

「99年のドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)では心に大きな闇と歪みを抱える少年・兼末健次郎役を熱演し、12年のNHK朝ドラ『純と愛』では最後は寝たきりのシーンで終わった、ヒロインの夫役として出演。NHK大河ドラマ西郷どん』では主人公の盟友である橋本左内の非業の死を演じきり、いずれの作品でも幅広い視聴者層に、確かな演技力と圧倒的な存在感を見せつけてきました」(芸能誌記者)

 また、風間は2014年から『ブレイクスルー ハートネットTV』(Eテレ)でキャスターを担当するなど、司会としても活躍。2001年から2008年までの『裸の少年』(テレビ朝日系)では後輩ジャニーズを仕切り、個性を引き出す司会力を見せつけた。

 また、風間は抜群のコメント力で知られている。ツワモノぞろいの芸能界で、タレントたちがこぞって絶賛しているのだ。今年4月よりレギュラー出演する『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)では、放送に先駆けて行われた取材会で、司会の林修氏(52)が風間について、「とにかくコメント力が高い。どうやってそのコメント力を鍛えているのか」と激賞。共演する千鳥ノブ(38)も、「風間くんだけ本番中にプロデューサーからインカムが渡されているんじゃないかと思った。そうじゃないとおかしいぐらい、的確なコメント」と褒め称えていた。

「演技ができて司会もできる。そしてスキャンダル性がまったくない風間俊介は“ジャニーズの新看板”になりうる人物。ですが、心配な点がひとつ。それは彼に“ZIPの呪い”が振りかからないかどうかなんです。『ZIP!』といえば、強制わいせつ容疑の山口達也はもとより、木曜MCを務めるココリコ田中直樹(47)が17年5月に小日向しえ(38)と離婚しましたし、今年3月まで火曜MCを務めていたEXILEのMAKIDAI(42)は16年12月に交通事故に遭い、肋骨骨折や肺挫傷などの重傷を負いました。さらに番組スタート時から出演している鈴木杏樹(48)は、2013年2月に夫が急逝。総合司会の川島海荷(24)も、17年10月にTBS局員との“不倫てつなぎデート”をスクープされ、その都度ネットでは“またもZIPの呪いのせいだ”と騒然となっています。番組に関わる人が何かしら不幸な目にあっている。風間もひょっとして……と早くも心配している人は少なくありません」(前同)

 はたして、呪いを乗り越えて、ジャニーズの新たな看板になれるのか。

 芸能界屈指のディズニーランドマニアでも知られる風間だけに、ZIPの呪いに対抗して、夢と魔法の国に頼るのもひとつの手かもしれない。

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