有吉弘行
有吉弘行

 誰しもひとつぐらいは、特定の状況下で心理的に不安や恐怖を感じる“恐怖症”を持っているもの。有名なところでは、高いところが苦手な「高所恐怖症」、閉ざされた狭い空間が苦手な「閉所恐怖症」、とがったモノが苦手な「先端恐怖症」などがある。他にも珍しい「恐怖症」は多く、芸能人の中にも、あまり聞いたことのない意外な「恐怖症」を告白した人がいる。

■北斗晶と有吉弘行を悩ませる「大群恐怖症」

 元プロレスラーでタレントの北斗晶は、自身のブログの中で「大群恐怖症」であることを明かしている。これは別名「集合体恐怖症」とも呼ばれ、同じ大きさ、形状のものが多数集まった集合体を見ると恐怖を感じるというもの。

 北斗は、散歩中につくしが大量に生えているのを目撃しただけで、「ぞーっとしてしまう」とブログにつづっていた。どうやら北斗は、過去にカマキリの卵の中から小さなカマキリが大量に出てきたのを見て以来、苦手になってしまったそうだ。ちなみに北斗は別の日のブログで、「閉所恐怖症」であることも告白している。

 北斗と同様に、「大群恐怖症」だと思われるのが、お笑い芸人の有吉弘行だ。有吉は自身のツイッターに「いっぱいって怖い。。。」とツイートし、同じ姿をした大量の招き猫が写った画像をアップ。さらにその後にも、“大量の輪切りのスダチ”“大量のさくらんぼ”などの画像を上げて、「やっぱり、いっぱいって怖い。。。」とツイートした。この有吉のツイートには、フォロワーからもコメントが多数あり、大群恐怖症の人からの共感を集めた。

■仲里依紗が味わう「嘔吐恐怖症」

 女優の仲里依紗は、ツイッターで「嘔吐恐怖症の治し方しりませんか?」とツイートし、自身が嘔吐恐怖症であることを明かした。嘔吐恐怖症とは、自分や他人が嘔吐することに強い恐怖や嫌悪感を覚えるというもの。

 仲は、別のツイートで「気持ちよく食べれないのがつらたん」(原文ママ)と吐くことへの恐怖心で、好きな食べ物が食べられないと告白していた。この恐怖症は、単に吐くことに恐怖を抱くだけでなく、吐くおそれのある酔った人や具合の悪そうな人を避けたり、仲のように特定の食品が食べられなくなるといった傾向があるという。

■「大きくて白いやつが怖い」トータス松本の「巨像恐怖症」

 ミュージシャンのトータス松本は、「巨像恐怖症」という珍しい恐怖症を自覚しているようだ。放送作家の高須光聖氏のラジオ番組『空想メディア』(TOKYO FM)にゲスト出演したトータスは、恐怖症の話題でトーク。その中でトータスは「閉所恐怖症」だと語り、「あと、ちょっと特殊やけど、大きな観音様とかが怖い」と明かした。その理由について、トータスは「圧倒されるというか、圧迫感というんかな。特に白いやつが怖い」「夜にライトアップしてたら、より怖い」と説明。巨大な仏像やオブジェを見て恐怖を感じる、「巨像恐怖症」の症状にピタリと当てはまっていた。

 このように芸能人が告白しただけでも、珍しい恐怖症がたくさん存在することが分かる。苦手に感じる程度ならとくに問題はないが、症状が重くなると日常生活に支障をきたす場合もあるそうだ。

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