みのもんた
みのもんた

 まだまだ残暑厳しい日本列島。夏バテ気味の読者諸兄にはぜひ、ビールを片手に、まだまだ現役、“銀座の帝王”みのもんた(74)の「お酒」四方山話を読んで、スカッとしていただきたい!

■“銀座の帝王”みのもんた「酒豪伝説」

  • ☆クラッシュアイスを詰めた金魚鉢ほどあるグラスに注いだウイスキーを、麦茶のように一気に飲み干す。
  • ☆銀座では一晩で何軒も行きつけの店をハシゴをするため、店と店の間はダッシュで移動する。
  • ☆直撃取材してきた写真誌記者には、車のトランクに入っている高級酒をおみやげとして持たせる。
  • ☆元横綱・朝青龍とのガチンコ「ウイスキー大一番」に勝利。さらに、尾車親方もウイスキー勝負で倒す。

■酒を飲むことが健康の秘訣

 今でも、いろんな人から聞かれますよ。「みのさん、元気ですね。相変らず銀座で飲んでいるんですか?」

 もちろん! 毎日、仕事を終えて、それから酒を飲むことが健康の秘訣だと思っているから。月に一度、健康診断をしているけど、おかげさまで腎臓も肝臓も、どこも悪くない。酒が好きで、しかも強いっていうのは遺伝だね。オヤジもオフクロも強かったし、2人とも本当に楽しいお酒だった。

 どれくらい強いかって?  以前、週刊誌の記者に、ぼくと銀座を飲み歩きたいと頼まれたから、「じゃあ、1週間、ぼくのクラブ通いにつきあってみますか。ぼくと同じペースで飲むならいいよ」

 そう言って、一緒に飲んだことがあった。でも、彼は3日で脱落。それなりに酒豪を自任していたようだけど、ぼくのペースにはついてこられなかった。何しろ、ぼくは大きめのブランデーグラスにクラッシュアイスを敷き詰め、そこにウイスキーやブランデーをなみなみと注ぎ、数分してグラスに霜がついた頃、一気にグワッと飲み干す。これができなくなった時点で、彼にはお引き取り願いました(笑)。

 昔は放送局の連中も連れて、よく飲みに行ったもんだよ。たとえば、収録が終わるとタクシー3台に分乗して横浜に行く。関内にある老舗のクラブを何軒かハシゴして、どんちゃん騒ぎ。そうやって遊んだ中から僕の後継者が出てくるかと思ったけど、とうとう一人も出てこなかった。それは、ちょっと寂しいよねぇ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3