三四郎・小宮浩信も挑戦の『鳥人間コンテスト』台風の影響で次々機体が損壊の画像
三四郎・小宮浩信も挑戦の『鳥人間コンテスト』台風の影響で次々機体が損壊の画像

 8月29日、『鳥人間コンテスト2018』(日本テレビ系)が放送された。しかし、台風による強風の影響で結果を出せないチームが続出し、ネットでは開催日変更を求める声も相次いだようだ。

 今年で41回目の開催となる「鳥人間コンテスト」は、滋賀県の琵琶湖を舞台に、自作の人力飛行機の飛行距離を競う大会だ。

 7月28日に“滑空機部門”、7月29日に“人力プロペラ機部門”が予定されていたが、台風12号の接近に伴い、急遽スケジュールを変更。28日に滑空機部門と人力プロペラ機部門の両部門を開催することになった。

 午前中に行われた“滑空機部門”は、比較的風も穏やかで、400メートルを超える好記録が飛び出す。そして三四郎小宮浩信(35)も滑空機部門に挑戦し、なんと第4位となる192.63メートルのビッグフライトを見せて、会場を大いに盛り上げた。

 しかし、“人力プロペラ機部門”が開催される頃には、接近する台風の影響で風が強くなり始めていた。そんな中、飛び立った強豪チーム「東北大学windnauts」の機体は、2キロメートルを通過したところで、右主翼が折れるトラブルが発生。優勝候補がまさかのアクシデントで着水し、これにはライバルチームも動揺を隠せなかった。

 その後、過去最多、8回の優勝を誇る「日本大学理工学部航空研究会」が登場。学生チーム最高額となる400万円をかけて製作した機体で大会に臨んだ。

 テイクオフも決まり、快調にフライトしているかに見えたが、強風によって両主翼が根本から真っ二つに折れて着水。パイロットの学生は「風強いのは分かってたんですけど、もっと飛べたかなって……」と号泣、他の部員たちも泣き崩れていた。

 強風による機体への負担は想像以上に大きいようで、続くチームの機体も、やはり主翼が真っ二つに折れていた。この時点で大会運営は、強風による人力プロペラ機部門の競技不成立を発表。8チームは飛行機を飛ばすこともできないまま、今年の大会は終わった。

 この日のために1年間努力してきた各チームが悲嘆にくれるシーンに、多くの視聴者もショックを受けたようだ。ネットでは「頑張った人たちの機体が壊れていく姿を見てられない……」「大人の都合だろうけど、台風が去った後に開催してあげないと」「別の日に開催してあげて!」「出場者が涙を流す姿が、もう見ていられなかった」「この日のために、どれだけ頑張ったことか」「崩れる機体を見て、涙が出てきた」「結局中止になるのかよ……」など、強風で競技不成立になったことについて、さまざまな感想が上がっていた。

「『鳥人間コンテスト』の大会実行委員会は、番組の公式サイトに“大会実行委員会より御礼”というコメントを発表。“フライトを果たせなかったチームの皆様と同じく悔しい気持ちで受けとめています。想いを引き継ぎ、次なる大会へ向け準備をはじめて参ります”と、大会続行を断念せざるを得なかった悔しさをつづっていました」(テレビ誌ライター)――どんなに技術が進歩しても、自然現象には逆らえない!?

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