■東京オリンピックに向けて課題も

 好調の池江を悩ますのは、それだけではない。「池江は、かねてからレース前半の消極性が指摘されており、序盤から強気のレースを仕掛ける欧米勢とのレースを苦手としています。本人も“強い選手(欧米勢)が相手だと、レース終盤での追い上げを恐れ、スタミナを温存しようとして、スタートから積極的に行けないこともある”と言っています。それをどこまで克服したかは、欧米勢のいないアジア大会では分かりません」(水泳連盟関係者)

 つまり、よりアグレッシブな泳ぎを身につけなければ、東京五輪の金へは届かない、というのだ。また、こんな指摘もある。「18歳の彼女は今後、女性ホルモンの影響で、体重のコントロールが難しくなる。これには多くの女性アスリートが悩まされてきましたからね」(前同)

 さらに、もう一つ。それは、東京五輪時には20歳になっている池江は、今以上に過熱報道にさらされるのが確実なことだ。

「今はまだ18歳の高校生なので、メディアもそこまで強烈な扱いはできませんが、20歳になれば話は別。キャスターやモデルに転身の期待とともに、身体やプライベートや恋人の存在などにも注目が集まり、プール外でも気を抜けなくなる。今以上に周囲のサポートが必要になりそうです」(芸能評論家の三杉武氏)

 宮川も池江も、逆境を跳ねのけて、東京五輪で世界一となることを期待したい。

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