小泉進次郎氏
小泉進次郎氏

 8月26日、安倍晋三首相は9月7日告示、20日投開票の自民党総裁選に立候補すると正式表明した。すでに出馬表明している石破茂元幹事長との“一騎打ち”の見通しで、6年ぶりのガチンコ対決となる。もっとも、7割以上の自民党議員が安倍首相支持を打ち出しており、安倍首相再選を前提に、早くも〈総務相・小渕優子、経産相・甘利明〉などと、内閣改造名簿案まで流れる始末。安倍首相の絶対有利が揺るがない中、永田町では、「あいつはコバンザメ。男を下げた」と3人の名前がささやかれているという。

■岸田文雄政調会長や石原伸晃前経済再生担当相も…

 その筆頭は、早々に出馬を断念した岸田文雄政調会長だという。「安倍総理とは政治信条がかなり異なるはずなのに、禅譲を期待して総裁選不出馬を決めた。保守本流、ハト派の宏池会(岸田派)の看板が泣いてるよ。出馬していれば、石破氏と2、3位連合で首相の座もありえた。禅譲なんて空手形なのに、人がいいにもほどがある」(ベテランの政治記者) 岸田氏が出馬すれば、同じ宏池会系の麻生派も支援した可能性があったのに、運命とは分からないもの。

 2人目は、日和見を決めたあげく、7派閥の中で最後に安倍再選支持を決めた石原派の領袖・石原伸晃前経済再生担当相だ。「6年前の総裁選に出馬した際は岸田派が推薦人。だから岸田氏が不出馬を決めた7月24日の直後に安倍支持を表明すればいいのに、最高顧問の山崎拓元副総裁の“反安倍”路線に流され、安倍支持を決めたのは8月9日。優柔不断の極」(同)

 3人目は、「将来の首相候補」の最右翼で、地方票に大きな影響を持つ小泉進次郎筆頭副幹事長。この間、森友・加計問題でも「納得している人は圧倒的に少ないことは明らか」と発言するなど、安倍政権への批判や苦言を繰り返していた。「6年前の総裁選で石破氏支持を明らかにしており、今回はなおさら石破氏支持かと思ったら、いまだに態度不表明。結局、進次郎さんにしても長い物に巻かれる“政治屋”だった」(自民党関係者)

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、こう見る。「国民目線からすれば、いろいろな批判があって当然。しかし自民党総裁選は、あくまで党員会費を払っている人による一組織のもの。だから、なんでもありなんです。ただし、与党ですから、自民党総裁→総理大臣となりますから、一騎打ちとなった以上、徹底して議論を戦わせ、与党の矜持を見せてほしいですね」

 顛末や、いかに……!?

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