■ドラゴンボールを抑えて1、2位に輝いたのは!?

 第2位(15.5%)にランクインしたのは、漫画よりもアニメとして広く親しまれている『サザエさん』。長谷川町子による作品で、発表期間は1946~74年までと、28年に及ぶ。原作は新聞連載の4コマ漫画がメインで、話数は6477話にものぼる。

 ご存知の通り、アニメではサザエさんを中心に、昭和の典型的な父親ともいえる波平と、その妻のフネ、カツオ、ワカメ、タラちゃん、マスオといった磯野家とフグ田家や、その周辺キャラたちの日常が、ほのぼのと描かれている。しかし、原作では社会風刺をネタにした話も多かった。妻の実家で義理の両親と同居する夫を“マスオさん状態”と呼んだり、週末の夕方になると憂鬱になることを“サザエさん症候群”と呼ばれるようになるなど、社会と密接に結びついた作品だ。

 そして第1位は、藤子・F・不二雄の『ドラえもん』(20%)だ。漫画は69年~96年にかけて発表されている。サザエさんと同じく、漫画以上にアニメの認知度が高く、劇場版はいまだ高い人気を誇っている。

 22世紀の未来からやってきたネコ型ロボットのドラえもんが、ダメダメな小学生ののび太を助けるという内容。いじめっ子のジャイアン、しずかちゃん、スネ夫など、のび太を取り巻くキャラも際立っていて、劇場版では感動的な内容が多いのも特徴だ。こちらも大人から子どもまでが知る人気漫画だ。

 以上が、国民的マンガのトップ5。上位2作品は世代を超えた、まさに“国民的漫画”と呼ぶにふさわしい。そして、どの漫画も日本だけではなく海外でも人気なことも共通点。これからも私たちを楽しませてくれるだろう。

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