『池の水ぜんぶ抜く』、なぜか“昆虫採り企画”で「ネタ切れ?」の画像
『池の水ぜんぶ抜く』、なぜか“昆虫採り企画”で「ネタ切れ?」の画像

 9月2日の『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』(テレビ東京系)で、“池の水”とはまったく関係ない企画が放送され、視聴者からツッコミが相次いだ。

 番組では、俳優の寺島進(54)、AKB48の大家志津香(26)らが、高知県を訪問し、高知城の堀の水を抜く作戦に参加した。

 寺島の「お堀にいる生物、助けようぜ!」の掛け声で、生物調査がスタート。深い泥に苦戦しながらも、巨大なコイやソウギョなどを捕獲していった。

 その中で寺島が、岩の裏に隠れている生物を丹念に調査すると、絶滅危惧種であるモツゴという魚を捕獲。その後も、寺島は外来種のタイリクバラタナゴや国内外来種のオイカワといった魚を次々と捕獲した。

 そんな寺島の活躍を見た大家は「コツを教えてください。私にもやり方」と弟子入りを志願。岩をどけるたびに生物を捕獲していく寺島の姿に、大家は「すごい! 師匠と呼ばせてください!」と驚いていた。

 この日の番組では、“池の水”を抜く調査はこれで終了。その後は、千葉県印旛沼の在来種を脅かす外来種のアメリカナマズを調査したり、静岡県で貴重なスッポンの子どもを丸呑みする、凶悪な外来種ウシガエルの捕獲などを行った。

 しかも、なぜか番組の最後には、もはや“池の水を抜く”どころか、“水辺”ですらない、昆虫を採取する企画を放送。絶滅危惧種の「黒いダイヤを探せ!」というテーマで、福島県南会津郡の山間部を訪れた。

 この企画に、クワガタ好きを公言している俳優の的場浩司(49)が参戦。昆虫のスペシャリストである金本敦志氏とともに、人の立ち寄らない原生林で珍しいオオクワガタ探しに乗り出した。

 すると大きな木にクワガタを見つけた的場は、周囲にスズメバチがいるにもかかわらず、「スズメバチなんかに負けてらんないですよ」と言いながら、クワガタの捕獲を優先。標高が高い土地にしかいない、アカアシクワガタを捕まえた。

 その後、ヒメオオクワガタも発見した的場だったが、「できたらオオクワのオスの姿が見たい」と調査を続行。夜間に明かりで虫を誘き寄せる“ライトトラップ”に挑戦することになった。

 この作戦が的中し、準絶滅危惧種の大型のミヤマクワガタ、そして念願のオオクワガタを発見した的場は、「ついに出たじゃん、オオクワ!」と大喜び。「小学生の頃から夢見たオオクワが、今俺の手の上を歩いてる」「これはすごいことだよ!」と、捕まえたオオクワガタに大興奮していた。

 最後は、“池の水”とはまったく無関係の昆虫捕獲企画だったが、その内容に視聴者は騒然。ネットでは「なんで池の水でクワガタ取ってんだよ」「池の水、全然関係ないな」「池の水を抜かないで虫を探してる」「『香川照之の昆虫すごいぜ!』以外で、テレビでクワガタとか見るの……斬新(笑)」「この番組、もしかしてネタ切れ?」など、番組タイトルとは異なる企画についての指摘が相次いだ。

「同番組は、今年3月放送の岐阜県での外来魚駆除の際に、番組側の不手際で在来魚が大量死するというトラブルが発生。テレビ東京の定例会見で、同局社長が“態勢が十分ではなかった”と謝罪し、再発防止を誓っていました。今年4月から月1放送のレギュラー番組に昇格した『池の水ぜんぶ抜く』ですが、こうした背景もあって、うかつに“池の水を抜けない”状況になっているのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)――いっそ“生態調査番組”に絞れば納得!?

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