■夢は沖縄のガマで遺骨を拾うこと
「大事なのは、夢や目標を持つこと。そして、そのために実際に行動を続けること。毎日がそれで忙しいから、健康でいられるんです。雑草を食べるかどうかは、その人次第。もし成功したら、自分を褒める。ダメだったら自分を叱る。私は誰にも強制されたくないし、誰にも強制しません。とにかく、自分が何をしたいか。世間の考えなんてクソくらえ」
突飛に見える行動の背景には人への強い思いがある。「65歳まで人にお世話になって生きてきた。だから、少しでも恩返しがしたい。夢は、沖縄のガマで遺骨を拾うこと。でも、各地で災害が起きていて、生きている人を優先しなければいけませんからね。何かあれば、少しでもお手伝いできるように駆けつける。そして目標は、沖縄に行くために健康でいること。だから、シロツメグサだって食べるんです。もちろん、これは他の人には薦めません。私だけのやり方です」
座右の銘は、「受けた恩は石に刻め。かけた情けは水に流せ」。精力的な活動は、日本の元気の源だ!
■78歳“神ボランティア”「尾畠春夫の生き方」
(1)酒の飲み方「東日本大震災以来、一滴も飲んでいません。仮設住宅がなくなるまで飲まない。昔はどんな酒でも薄めずに浴びるほど飲んでたけど、酔った記憶がない(笑)」
(2)悩んでいるときの解消法「大声で歌うこと。私は芹洋子さんの『坊がつる讃歌』の4番を、よく歌います」
(3)来る者は拒まず、去る者は追わず「5年前に妻がいなくなったのも、物が壊れるのも仕方ない。固執するよりも、今を大事にする。朝は必ず来ますからね」
(4)人生を楽しむ!「逮捕されなければ何をしてもいい。やりたいことをやる。人に何を言われても関係ない。人生を思いきり楽しむべき!」
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